19日(月)、SFC体育祭が開催された。このイベントに参加するため多くのSFC生、新入生が相鉄線ゆめが丘駅に集まった。この体育祭は秋学期に開講された「生活者の社会参加」の最終成果発表という形で執り行われ、過去にはこの授業からPOM2などの団体も生まれている。大学生が高校生を巻き込んで行った体育祭を取材してきた。

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あいにくの曇天模様であったが、体育祭は大学生企画と高校生企画の二部構成で行われ、ドッジボールや借り物競争、フットサルといったレクリエーション競技で大きな盛り上がりを見せた。初対面同士の新入生も人見知りをすることなく、積極的に交流をしていた。

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主催者である深井喜翔さん(環3)は高校生を交えて企画を行うことの意味について以下のように語った。

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ボトムアップ方式での企画をやりたかった

1年生のときからピクニックや球技大会を企画していて、体育祭をやりたいという気持ちは持っていました。つまり、体育祭がやりたいという気持ちからこの授業、「生活者の社会参加」の履修を決めたと言えます。
 人のつながりをつくるという意味で、新入生を巻き込んでの体育祭をやろうと思いました。AO入試で合格した高校生にFacebookでコンタクトをとることで、数名の新入生と共に体育祭を企画することができました。最終的に数十名の新入生が参加してくれたので嬉しかったですね。

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高校生には、運営の難しさというものを味わってもらえたと思います。小さいイベントではありましたが、大学生だけが引っ張るのではなく、ボトムアップ方式で下から意見を作り上げることができたのではないかと感じます。SFCにはいると、サークル以外で運動を通じたつながりを作ることはほぼできなくなるので、そういう意味でも体育祭をやることで、つながりを作れたのではないでしょうか。
 僕自身、NPOに参加していて、企画をすることがあったのですが、やはりボトムアップ方式で最後までやっていくことで得るものは大きいです。新入生には体育祭でできたつながりを大事にしてほしいと思います。

これからのSFC体育祭に期待!?

これまで行われることのなかったSFC体育祭。体を動かすことによって生まれるつながりは確かに感じることができた。今回は50数名の参加であったが、まだまだ先がありそうな印象を受けた。今後、SFCで体育祭が行われることはあるのか。その動向を楽しみに見ていたい。