新学期が始まって早1週間。今回、SFC CLIP編集部に遊びに来てくれた個性たっぷりの1年生8人が、座談会を行った。

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SFCのレベルって高い? 低い?

坂井: 高いと思う。入学前に海外経験があったり、すでに独自の活動を初めている人が多い。

中川: 自分はAO入試だが、政策立案が趣味で、ひとりでデータをまとめたり、経済シュミレーションをしたりしている。

及川: 僕は大学に入る前はフリーターだった。知人のすすめで大学受験を考え、去年勉強を始めた。

塩澤: 私は他大出身。SFCには履修選抜などがあり、新鮮に感じる。

 高校と全く違った環境に放り込まれた新入生たち。その中でも、変わった経歴を持った新しい仲間と出会い、相互に刺激しあっているようだった。

受けたい授業を受けたい! 選抜方法にダメ出し

針谷: 選抜があるのは良いと思う。実力のある人だけが授業を受けることができる。

及川: でも評価基準がわからないから、書く前も書いた後もなんだかスッキリしない。

吉田: 受けたい授業が受けられないのは不満。

廣川: SFCで勉強していくうちに実力がついて、受けられる時期が来てから通るようになるのでは。

中村: ショッピングウィークが2週間あれば良いと思う。受けたい授業が被って、どちらかしか選抜を受けられないのは厳しい。1週目のムービーを全授業配信し、そこから2週目に受ける授業を選べるようになれば便利。

 選抜そのものに異議はない一方で、選抜を選抜の厳しさを痛感したのだろうか、不満の声が聞こえた。シラバスを読んでワクワクしていた分、選抜で「落とされる」ことに抵抗を感じるのかもしれない。

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SFCの授業は人生のドア

吉田: 受講者がみんなパソコンを開いている姿は異常。驚いた。

針谷: あんまりノートとらない。講義を聞いて、SFSにアップロードされているパワーポイントやレジュメを見るだけ。

中村: これまで高校でしてきた学問とは違うから……。

及川: でもパソコン開いてると、左にTwitter、右にインターネットブラウザ。この間、前の席のひとを見たら、Youtubeを見ていた。ああいうのは良くないと思う。

 SFCには、ノートをガリガリとって勉強をする授業はあまりない。それはSFCの授業が、学生にきっかけを与えるものとして位置づけられているからではないだろうか。今まで高校で受けてきた授業と、大学の授業の違いに戸惑う新入生たち。これからの大学生活で、それぞれの個性を思う存分発揮してほしい。