15日(日)、第81回早慶レガッタが隅田川の上流3000メートル、両国橋から桜橋で開催される。

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早慶レガッタは、イギリスのオックスフォード大vsケンブリッジ大の対校戦、アメリカのハーバード大vsイェール大の対校戦と並び「世界3大レガッタ」のひとつ。1905年に隅田川向島で第1回大会が開催されたのが始まり。途中第二次世界大戦で中断したが、OBや地元の人々の熱意により戦後復活。以後、脈々と受け継がれてきた。今年は107年目、第81回目の開催だ。
 レガッタには一人が1本のオールを漕ぐスイープ種目、一人が2本のオールを漕ぐスカル種目とある。スイープ種目は8人で漕ぐエイト、4人で漕ぐフォア、2人で漕ぐペアがあり、8人で漕ぐエイトは「ボートの華」と呼ばれている。一方スカル種目は4人で行うクォドルブル、2人で行うダブルスカル、1人で行うシングルスカルとあり、クォドルブルは日本女子ボート界では人気の種目だ。早慶レガッタでは、トップチームが乗り込む「対校エイト」、セカンドチームによる「第2エイト」、女子による「女子対校舵手付きクォドルプル」の3種目によって争われる。
 一昨年、去年と「対校エイト」で義塾端艇部は連敗を喫しており、今年は3年ぶりの勝利に期待がかかる。
 義塾端艇部、平見萌さん(総2)はSFC CLIP編集部の取材に対して以下のようにコメントした。
「3連敗を阻止するために、秋から合宿でずっと練習を重ねてきました。ぜひその練習の成果を出したいです。さらに、女子舵手クォドルプルも注目して欲しいです。早稲田はスポーツ推薦などで大学入学以前からの経験者が多いのですが、義塾は大学に入ってから始めた人が出場します。是非応援をお願いします。」
 早慶レガッタはOBらの支援により、入場無料。彼らの勇姿を応援しに行こう。