10日(木)、SFCで停電が発生した。瞬間的な停電だったものの、SFCの各所でネットワークに接続できなくなった他、授業中の教室では機器の電源が落ちるなどの影響が出た。早急な復旧がなされ、twitterなどでは早い対応に賞賛の声も上がった。停電当時、実際に裏側では何が行われていたのか取材した。

停電は2回あった

10日に発生した停電について湘南藤沢ITCに取材を行った。話によると停電は2回発生したとのこと。1度目はミリ秒単位のとても瞬間的な停電だったため、特別教室やメディアセンターなどのPCに影響はなかった。しかし、2度目の停電は約1秒ほど続き、多くの影響が出てしまった。

一番大きな被害はοの特別教室

2度目の停電時、湘南藤沢ITCは各所に担当員を向かわせた。PCを始めとした機器が正常に作動しているのかなど、停電が生じた場合に考えられる問題点を解消していった。学内に設置されているPCで作業を行っていた学生にとっては、作業内容が失われるなどの被害が発生した。また、ο館の特別教室のみ、5分間程度PCの電源がつかないなどの不具合が生じた。しかし、SFC全体を通してはメールサーバーに不具合が生じるなどの深刻な被害は起こらなかった。

 日頃から、SFC内のネットワーク環境を監視していることや、UPS(無停電電源装置)など停電時にも対応できる設備が整っていることなどが幸いして、今回の停電で大きな被害が発生することはなかった。最後に、今回の停電の理由を伺ったが、湘南藤沢ITCでも、落雷が原因なのかそれとも湘南台などで起きた停電による影響なのかは、まだ調査中とのこと。

当たり前の裏にあるもの

今回の停電は、湘南藤沢ITCの方々の尽力なくしては、これほどまでに早く復旧することはなかっただろう。普段当たり前のように使っているSFC内のネットワーク、その裏にはたくさんの人の奮闘があるのだ。