七夕祭実行委員会は8日(金)-14日(木)、七夕祭でカスケードに水を流すための署名運動、「カスケード請願プロジェクト」を行う。カスケードは現在、全塾の節電方針により水流を停止している。七夕祭でも再稼働されない方向であるため今回、七夕祭に向けて署名活動が始まった。


 カスケードとは、キャンパス正面の階段横にある滝のような建造物のこと。「学びの殿堂に入る前に、水で心を清める」というコンセプトの元に入り口近くに設置されたが、最近は節電のために「干上がっている」状態だった。4月末にSFC CLIP編集部が学事担当者にカスケードに関する取材を行った際には、「イベント等の際には水を流す方針」との返答が得られた。しかし、今回七夕祭実行委員会が学事に七夕祭期間の水流再開を打診した所、節電を理由に拒否されてしまった形だ。

2009年のカスケードの様子2009年のカスケードの様子

そこで七夕祭実行委員会は、カスケードに水を流すための署名運動を行う予定だという。七夕祭実行委員会代表の酒井亮輔さん(環2)は、「流水が起こす風や打ち水効果により、涼しさを感じさせることもできると思う。今年の4月入学の1年生など、カスケードが流れているのを見たことが無い学生も多いので、ぜひともこの機会に涼しさを味わってほしい。」と語った。
 署名運動は、本日8日(金)-14日(木)12:00、下記リンクのWEBページで行われる予定。また、紙媒体での署名運動も並行して行われる予定だという。電力問題は大きな問題だが、カスケードはSFCの象徴である。自分の哲学に従って署名に参加するか決めて欲しい。