1日(水)、立石諒選手(環4)がロンドン五輪競泳男子200m平泳ぎ決勝に出場。3連覇を狙う北島康介選手をおさえ、立石選手は銅メダルを獲得した。


 立石選手は予選4組を1位、準決勝1組を3位でそれぞれ突破し、決勝に進出。

 1日の決勝、立石選手は1コースに入った。北島選手は隣の2コース。立石選手は最初の50mを5位、100mを6位で折り返すスロースタート。一方、隣を泳ぐ北島選手は序盤から積極的にとばし世界記録を上回るタイムで100mを折り返す。

 ここで立石選手はギアを上げて、追い上げを図る。150mの折り返し地点までに3人の選手をかわし、メダル圏内の3位に踊り出る。ラスト50mでトップギアにシフトチェンジし、ラストスパートをかける。このまま順位を落とすことなくフィニッシュ、見事銅メダルを獲得した。

 北島選手は150mを折り返したところで失速し、2分08秒35でゴール、4位に終わった。一方、立石選手は、その記録を上回る2分08秒29で泳ぎきった。レース後、お互いは健闘をたたえ、抱擁し合った。

SFCからメダリスト



 また、フェンシングの三宅諒選手(文4)は9日、フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得。義塾から2人のメダリストが誕生した。



 五輪への切符を勝ち取る彼らの実力、そして大舞台で結果を残せる勝負強さは、間違いなく日々の地道な練習、そして努力の賜物であろう。両者の栄誉をたたえるとともに更なる飛躍を期待したい。