義塾は広報誌塾の276号で、2013年度の大学学部学費案を発表した。学費改訂は、従来通りスライド制が維持される。入学金、授業料の一部が引き上げられたが、他の費用は本年度と同額に据え置かれる予定。


 義塾の学費はスライド制が利用されており、各年度ごとに学費が算定される。スライド制とは、前年度の学費に対し、義塾が定めている社会的指標をスライド率として掛け合わせることで学費を算出する方法のこと。

2009年度以降入学者2008年度以降入学者スライド指標スライド率(%)
授業料入学金・授業料人事院による国家公務員の給与に関する勧告によって示された国家公務員の給与の対前年度アップ率に、同じく定期昇給のアップ率分を加算したもの1.35
施設設備費施設設備費東京標準建築費および設備費(事務所-SRC-)の対前年度アップ率による-0.7
実験実習費実験実習費・情報ネットワーク登録利用料消費者物価指数(商品・うち工業製品)の対前年度アップ率による-0.8
在籍基本料学習指導資料費消費者物価指数(全国総合)の対前年度アップ率による-0.1
学費種類別の適用スライド指標とスライド率(塾2012AUTUMN号より抜粋)


 今年のスライド率は授業料・入学金に適用される指標のみがプラス(1.35%)となり、その他はわずかにマイナスとなった。スライド率がマイナスになった場合、同額に据え置かれるため、来年度の変更は入学金、授業料の値上げのみの予定。
 総合政策・環境情報・看護医療学部の2009年度以降入学者は授業料が94万円から95万円に、2008年度以前入学者は授業料が95万円から97万円にそれぞれ値上げされる予定だ。