13日(木)の1-4限、SFCの福澤諭吉像の前にビデオカメラが設置され、銅像前の様子をストリーミング配信する企画「ゆきちなう」が行われた。映像はUSTREAM上でストリーミング配信され、多くの通行人がカメラの前で足を止め、ポーズをとったり、視聴者にメッセージを送ったりしていた。

実は思いつき


 今回の「ゆきちなう」の企画を行ったのは、「WS団体SPACE」という団体の代表を務める中村勝利さん(総2)だ。普段からSFCに通っていると、新鮮さが失われ生活が単調になってきてしまう。そこで、学生生活を少しでも面白いものにできればと思い、今回の企画を実行したという。

【ゆきちなう】紙福沢諭吉像前に突如現れたサイン


 「ゆきちなう」にはSFCの映画研究会MOVE所属の学生も協力し、機材のセッティングやチェックなどを行った。ビデオカメラやマイクはメディアセンターから借りたという。電源はメディアセンターから調達しており、本格的な放送環境を構築していた。

【ゆきちなう】カメラ、紙ビデオカメラも本格的なものを利用


 途中、CNSの無線LANが繋がりにくくなることもあり、放送が途切れるというアクシデントもあった。そのため、一時的にインターネット回線をポータブルWi-Fiに切り替えるなどのシーンも見られたが、回線が再び安定したので、放送を継続することができた。

【ゆきちなう】紹介秋学期政策コーカスの紹介を行っていた


多くの生徒が活用してくれた


 このストリーミング放送に明確な目的はなく、通りがかりの学生に好きなように活用してほしい、という方針だった。最初は警戒心からか、素通りしたり、顔を隠す学生も多かったが、噂が広まるにつれて徐々にカメラで遊ぶ人が増えていった。この放送の宣伝効果を期待して、ミュージカルサークルの講演告知や、秋学期政策コーカスのPRをしていく学生なども見られた。

【ゆきちなう】カメラ通行人


 中村さんは現在、「SFC×」という新入生向けの履修ガイドマップを構想中だ。既にFaceBook上で試験版アプリがリリースされており、多くのSFC生に利用されている。今後も、「WS団体SPACE」の代表としてSFCを盛り上げていくような企画を考案中だという。SFC内でのストリーミング放送も、また実施する可能性があるとのこと。今後も中村さんの立案する企画に期待したい。
 「WS団体SPACE」の告知等は「SFC×」のFacebookページにも掲載されるとのこと。気になる人はぜひチェックしてみよう。