1月30日(水)、加藤寛名誉教授が心不全のため逝去された。享年86歳。


 加藤寛名誉教授は、1966年に慶應義塾大学経済学部の教授に就任。1990年の湘南藤沢キャンパス設立に携わり、1994年まで総合政策学部長、1995年に同大学の名誉教授に就任。SFCの設立にあたり、その中核的な役割を担った。退職後は千葉商科大学名誉学長、嘉悦大学学長も歴任した。

 大学改革のほか、日本の行政、財政の改革にも尽力した。公共選択学会会長や政府税制調査会会長などにも歴任。構造改革や郵政民営化の主脳としても貢献した。

 なお、故人の意思で、葬儀と告別式は行わないという。加藤寛名誉教授のご逝去を心からお悔み申し上げます。