祝500号配信! SFC CLIPの歴史を振り返る<前篇>
SFC CLIPはこの度、めでたく500回目の配信を迎えることができました。2001年に研究会のプロジェクトとして発足したSFC CLIP編集部が、これまでどのような変遷を辿ってきたのか、振り返ります。
2001年度 メールマガジン配信開始!
SFC CLIPは2001年4月、中島洋政策・メディア研究科教授(当時)の研究会プロジェクトとして始まりました。「情報社会におけるジャーナリズム」というテーマの研究会で、ジャーナリズムの実践を理念に活動していました。キャンパス内のニュースをメールマガジンで配信し、取材・編集のプロセスを実践的に習得することを目的としていました。
9月には、同時多発テロの発生を受け、米国滞在中のSFC 関係者の動向を中心に3度の号外を発行したほか、通常号でもテロ関連の情報を伝えました。また、「高校の制度によってAO入試の第Ⅰ期に出願できない受験生がいる」という問題についても、SFC 事務局と連携を取りながら、中島教授の指導の下で、事実の報道に尽力しました。
2002年度 小檜山賢二研究室に移籍
中島教授の退職に伴い、SFC CLIPプロジェクトは2002年4月、小檜山賢二研究室に移籍しました。メンバーはそのままに、よりSFC生のニーズに応えられるメディアを目指しました。
代表的な記事としては、SFCの「臭い」の元を突き止めた取材記事が挙げられます。読んだことがない人は、ぜひ下記のリンクから記事を閲覧してみてください。原因が何なのか分かったら、日々の臭いに耐えられるようになるかもしれません。
また、歌手の一青窈さん(00年環卒)に独占インタビューも行いました。一青さんは12月9日にオリコンDaily Rankingの首位を獲得しており、当時最も注目されていたSFC卒業生の1人でした。こちらも、力の入った長編記事となっています。
2003年度 配信100号達成!
10月3日、配信100回目を記念して、特別企画を実施しました。プロジェクトを始めた中島洋教授の寄稿、編集長の挨拶、バックナンバーからおすすめの記事のピックアップ、そして、これまでのSFC CLIPを振り返る記事、の4本です。
当時の編集長だった真貝源太さん(04年総卒)は、この記事で「メンバーは子持ちの院生からまだ10代の学部1年生までバラエティに富んだメンバーで構成されている。今までの継続を成功と呼ぶなら、この優秀で勤勉な面々1人1人こそが、この成功の要因そのものである」と、優秀な仲間の大切さを語っています。
2004年度 竹中平蔵教授、参議院議員選挙当選!
この年は、現在も総合政策学部教授をつとめている竹中平蔵氏が参議院議員に立候補し、SFC CLIP編集部がその選挙戦の様子をリポートしました。竹中氏は見事に当選し、SFCの理念である学問の実践を体現して行きます。
また、この年の暮れに当時、代表である泉谷由梨子さん(05年総卒)、編集長を務めてきた永野孝さん(05年総卒)が対談を行いました。いままでのSFC CLIP、これからのSFC CLIPについて語り合いました。
2005年度 キャンパス外の読者へ向けて……
この年で注目すべきは、「SFC Welcome CLIP」です。SFCを志す全ての人に贈る新コーナーとして、AO入試に関するコラムを配信する企画です。AO入学者の座談会を行ったり、AO合格者にインタビューを行ったりしました。
2006年3月には、慶應藤沢イノベーションビレッジが開業しました。起業支援と地域活性化の拠点として、今も多くのSFC関係者・企業に利用されています。
2006年度 新企画、続々登場
この年でもSFC CLIPでは、いくつもの企画が誕生しました。SFCでよく耳にする略語を開設する「略してCLIP」や、タブリエのメニューを紹介する「タブリエ取材手帳」、1年半ぶりに復活した「食ざんまい」などです。
<前編>では設立から6年目までの歴史を振り返りました。この6年間はSFC CLIPにとって変化の時期でした。各年の記事を振り返り、その変化を感じてもらえたのではないでしょうか。
<後編>では、7年目から現在までを振り返ります。