10月25日(金)、日吉キャンパスの来往舎イベントテラスで「ウケる! 社会学講座 ~笑って考えるお笑いLIVE~」が開催された。6組の芸人が国語や数学などの科目を担当し、ネタを披露したり、おすすめの書籍を紹介した。このお笑いLIVEは教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)の公募制度によるイベントで、高松奈々さん(総2)の企画によって実現した。


 イベントは、日吉キャンパスの来往舎イベントテラスで行われた。開演の19:00には、用意された席は満席となり、立ち見の観客も大勢集まった。

お笑い会場



 今回の企画の出演者は、ねづっち、三拍子、ゴー☆ジャス、大輪教授、阿蘇山大噴火、たかまつななの6組。各出演者が国語、数学、地理等科目をテーマにネタを披露。

 ネタの中では、芸人が観客に質問を投げかけたり、観客からの出題に芸人が答えたりするシーンもあり、会場が一体となって楽しめるライブだった。

お笑い



 このLIVEを企画した高松さん自身も、ネタを披露した。法律を学ぶ題材として、童話『桃太郎』を紹介。物語の冒頭で登場するおばあさんが拾った桃を「拾得物」と表現するなど、独特の切り口で観客の笑いをとっていた。

 また、ネタ披露の後は「読書感想文」の時間として、各芸人がおすすめの本を紹介するセッションがあり、ネタを交えつつ本の内容を説明した。

 数学の時間を担当した大輪教授は、『数の悪魔』という本を選び、本の中に出てくる数学の問題と自身のネタを絡めながら本の魅力を伝えた。観客は楽しみながら聞いていた。

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 企画した高松奈々さん(総2)はSFC CLIPの取材に対し、「無事に開催できてよかった。HAPP主催のイベントとして初のお笑いライブを企画し、結果的に新しい形のイベントができた。大学のイベントとしてプロの芸人を呼ぶ事は滅多にできないと思う。お世話になっている先輩芸人の皆さんに来ていただき、豪華なステージを開催できたのは本当に嬉しい」とコメントした。