「Art&Technology」、通称「A&T」をご存じだろうか。インタラクションデザインをグループで学び、おもしろい電子工作を完成させて披露するという取り組みだ。昨年からORFに展示をしている。代表である藤吉賢さん(環3)に話を聞いた。

— A&Tの狙いはなんでしょうか。

「ものづくり」を通して、アイデア出しや企画実行、電子工作のスキルなど、色々なことを経験して欲しいです。具体的に必要なスキルは彼らの作る作品によって違うのですが、将来研究会に入る上でのステップアップにつなげることが目的です。


— ORFに出展することの目的はなんですか。

僕らは毎年7月に、東北の岩手大学でのA&Tコンテストに作品を出展していて、2年前まではこのコンテストが目標だったんです。ORFは外部の人が多くいらっしゃって、中にはものづくりの分野で有名な人も来ますよね。外の目を意識させ、より良いものを作るような機会になればいいと思って出展しています。



 実際にブースを取材すると、A&Tの1年生がつくった電子工作がずらりと並んでいた。そこには、電子工作に興味を持ったたくさんの人の姿があった。

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 「A&T東北2013」で最優秀賞を受賞した「金魚すい」。これは、金魚が泳ぐ画面上でチューブを操作すると、実際に金魚が吸いこまれるように動くという作品だ。

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 他にも、袋の中で叫ぶとその「鬱憤」が袋の中で暴れだす「UPPUN!!!」や、色を記憶して花びらに閉じ込めることができる「ReFlower〜花に愛を込めましょう〜」、自分が歩いた跡をたくさんの足跡が追いかけてきたりバラバラになったりする「あし@」の、計4作品がブースに並んだ。

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 どれも面白く、クオリティの高い作品だ。ORFに来たらD18のブースへ足を運んでみよう。