11月22-23日に福岡県柳川市で開催された第58回文部科学大臣杯全国青年弁論大会一般の部において、神奈川県代表として個人出場した千葉佳織さん(総1)が2位(優秀賞)を受賞した。


 千葉佳織さんといえば、今年の秋にミスSFCとしてキャンパスの話題を総嘗めした才女だ。

 今大会にどのような気持ちで挑んだのか、振り返ってみてどのような意義があったのかについて千葉さんに聞いてみた。

千葉さん(1)千葉佳織さん(総1) ※コラム「SFC美女ずかん」より




— 今大会の弁論内容について教えて下さい。



 今年9月に、インターンシップとして1週間、フィリピンのスラム街で生活を送っていました。食料配布は「綺麗ごと」なのか「綺麗ごとではない」のかについて等、そこでの活動を通して感じた自分自身の心の中の葛藤や、世界を見る際に必要となる視点について弁論しました。


— 2位(優秀賞)という結果はどうですか?



 学生弁論界の大会を含めると、9回目の大会となりました。8回目の大会で初めて入賞を逃してしまい、今大会は結果を残そうと原稿の書き直しは20回に及びました。メンバーや現地の子供たちなど、インターンを通してお世話になった人々への恩返しにもなったと思います。


— 今大会での反省点はありますか?



 この全国青年弁論大会では、論旨60点、表現40点で採点が行われます。

 弁論を始めた高校時代から表現を得意としていたのですが、本番の数日前に風邪をひいてしまい、当日は声がガラガラに。ベストコンディションで大会に挑むことができませんでした。

 いかにコンディションを整えるのかということと、情に訴えるだけではなく論理的な観点を含めた弁論を書き上げるということ、この2つが今大会の反省点になりました。





 2位という素晴らしい成績を収めながらも、そこに課題を見出し向上心を持ち続ける千葉佳織さん。次の大会でも、素晴らしい結果を出してほしい。