21日(火)、慶應義塾はGlobal Governance Futures 2025(以下、GGF)のプログラムのパートナーとなったことを発表した。慶應義塾は、同じくパートナーである東京財団と共に、応募者の選考に関わる。GGFはすでに日本人フェローの募集を始めており、応募締め切りは2月10日(月)までとなっている。


 GGFとは2025年の世界のために政策をつくるリーダーシッププログラムのことである。ドイツ・アメリカ・日本・インド・中国の5カ国から選ばれた総勢25名のフェローが、2025年に向けての課題について討論する。2014-2015年のプログラムでは、「インターネット・ガバナンス」「ジオ・エンジニアリング(地球工学)」「軍縮の未来」を取り上げて、年4回のローカルセッションで徹底的に討論した後、具体的な対策について政策を作り発表する。

 年間の参加費は260ユーロ(約37,000円)。期間中のプログラムの旅費、宿泊費、食費は主催者が負担するという。また、事情によっては、理由書を提出すれば年間の参加費が免除される場合もある。



【応募資格】

・日本国籍を持っていること

・公的機関、民間部門、学術組織、非営利組織に勤務しており、最低3年の実務経験を持っていること

・地球規模の課題に取り組みたいとの意思、及びそのための政策に強い関心を持っていること

・学業が優秀で英語の使用に問題がないこと。そして責任感とやる気、リーダーシップがある人

・プログラム期間中と参加後も積極的にGGFの活動について発信する意欲があること

・4回のローカル・セッションにすべて参加できること。

その他の必要な条件等については下記リンク先HPを参照されたい。



 今から10年以上先の2025年。予想される課題についてシナリオを思い描き具体的な政策を練る。問題発見、問題解決を志すSFC生にとっては絶好のチャンスではないだろうか。