今秋、野球の早慶戦応援が体育種目に1年ぶりに復活した。昨秋、体育出席(成績加味)の対象から外れて話題となったが、なぜ再び対象となったのか。SFC体育専任教員の村林裕総合政策学部教授に取材した。あわせて、今月末にせまる早慶戦での義塾優勝の行方をまとめる。

野球が再び「選出」 村林教授が語る裏側

早慶戦応援の対象種目について、SFC体育の早慶戦担当である村林教授に聞いた。どうやら、村林教授が早慶戦応援の種目を独断で決めているわけではなく、合同運営会議という教授会のような場で種目を決めているそうだ。そのため、村林教授はあくまで一人の教員として話している。

熱弁する村林教授は早慶戦に対する思いも大きい。

熱弁する村林教授は早慶戦に対する思いも大きい。

今回、野球が早慶戦応援の種目として選ばれた大きな要因は、「学生からの希望の声にあわせて、教員も野球を選出したかったから」という部分が大きいという。そもそも、「復活」というよりも「選出」という認識のほうが近い。それは、義塾には41の体育会の部があり、野球部もその一つに過ぎないからである。昨秋と今春はほかに選出できそうな種目がたくさんあったため、野球は選ばれなかった。

選出条件は以下の3項目だと村林教授は教えてくれた。

  • 大会が学期中であること(長期休暇中は履修申告が終わっていないため不可)
  • SFCに1人以上部員がいること
  • 原則、会場が義塾ホームであること(例外複数あり)

では、なぜ項目に当てはまる種目はすべて選出されないのか。村林教授は二つの理由を挙げる。一つ目は、体育とはそもそも「見る」ものではなく「やる」ものであるため、ほかの体育の種目を積極的にとってほしいという思いがあるということ。二つ目は、出席確認に要する手間が大きく、種目を増やせば管理に多大な負担がかかってしまい、現実的ではないということだ。

「出席をきっかけに自主的な応援を」塾生として仲間を応援しよう

そもそも、体育の出席にカウントされなければ、早慶戦の応援にはいかないのか。確かに、体育の出席となる仕組みは、単位を取得しなければならない学生側にとっては魅力的だが、それはただのきっかけに過ぎない。「最初は出席が目的でもいいから、それをきっかけにして、今度は自主的に応援するようになってほしい」というのが教員側のねらいだ。

私たちが通うSFCは“僻地”などと呼ばれ、日吉・三田キャンパスからは遠く離れているが、私たちSFC生も塾生であることに変わりはない。塾生としての誇りを持って、みんなで一心同体となって体育会で活躍する仲間を応援しようではないか。

筆者もすでに予約済の早慶戦応援

筆者もすでに予約済の早慶戦応援

出席対象となる早慶戦応援は野球以外にも、現在、11月23日(月・祝)に秩父宮ラグビー場で行われるラグビー早慶戦が確定している。今後、ハンドボールやアイスホッケーなどの種目も増える可能性があるとのことで、ぜひチェックをしてほしい。

早慶戦応援のシラバス

早慶戦応援のシラバス

義塾は現在3位 自力優勝ならずも気になる優勝ラインは!?

23日(金)現在、秋季リーグにおいて義塾野球部は3位につけている。明治が勝ち点4の単独首位。早稲田と義塾はともに勝ち点3だが、勝率により早稲田が2位、義塾が3位となっている。実は、先日の明治大学戦の結果で、自力優勝の可能性はなくなってしまった。しかし、優勝の望みが潰えたわけではない。そこで、気になる秋季リーグ優勝ラインを以下にまとめた。

あす24日(土)から始まる法政戦において

  • 明治が勝ち点を取った場合、明治が37回目の優勝

明治が2連敗し、早慶戦において

  • 早稲田が勝ち点を取った場合、勝ち点で明治と並ぶが勝率で早稲田が45回目の優勝。
  • 義塾が2連勝した場合、同様に勝率で義塾が35回目の優勝。
  • 義塾が2勝1敗の場合、勝率で明治の優勝

明治が1勝2敗で敗れ、早慶戦において

  • 早稲田が勝ち点を取った場合、同様に勝率で早稲田が優勝
  • 義塾が2連勝した場合、勝ち点・勝率ともに明治に並ぶので義塾は明治との優勝決定戦へ
  • 義塾が2勝1敗の場合、明治の優勝

つまり、義塾が優勝するための必要条件は以下の2つを満たすことである。

  • 明治が法政戦で負ける
  • 義塾が早慶戦で2連勝する

以上のとおり、明治と法政の試合結果に左右されるものの、まだ優勝の可能性は消えていない。まずは義塾野球部が早稲田に2連勝できるように、ぜひとも明治神宮球場に伝統の一戦を応援しにいこう。

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