5月1日(金)、湘南台駅西口にスーパー銭湯「湘南台温泉らく」がオープンする。奥湯河原神谷温泉(足柄下郡湯河原町)の源泉から湯をタンクローリー輸送することで天然温泉が実現。SFCの学生や教員から注目が集まっている。

【4月21日(火)16:00 編集部追記】
 21日16:00現在、公式サイトによると、「湘南台温泉らく」のオープンは5月2日(土)に変更された。

西口徒歩2分 大学帰りにぴったり 開業に向けて建設中

湘南台温泉らくは、湘南台駅西口から徒歩2分(A出口からおよそ250m)、北消防署のとなりに開業する。湘南台ウエストプラザ3番地(KYリカー、セントラルスイムクラブ湘南台)の裏側で、大学帰りに気軽に立ち寄ることができるうれしい立地だ。
 

昨年6月から建設工事が始まり、27日(金)現在、下の写真のとおり順調に進んでいる。

建設の様子。小田急江の島線の下をくぐる道路に面している。(27日13:05撮影)

うれしい22時間営業 地元居酒屋がおもてなし 岩盤浴も

営業時間は、10:00 – 翌朝8:00の22時間営業となる。SFCで夜遅くまで研究やサークル活動に励んで最終バス(23:15発)に乗ったとしても、その疲れをゆっくり癒やすことができる。もちろん、1限の授業を受ける前の朝風呂も可能だ。
 施設内には、地元の居酒屋が料理をふるまう飲食コーナーのほか、地元出店のマッサージコーナー、畳敷きの休憩所が設けられる。さらに、岩盤浴コーナーもあり、からだを休める設備が充実している。
 

奥湯河原から毎日直送 運び湯で実現する“湘南台温泉”とは

みなさん知ってのとおり湘南台に温泉はない。では、なぜ湘南台で温泉を楽しむことができるのだろうか。
 答えは「運び湯」だ。「ローリー湯」とも呼ばれ、源泉から湧き出る温泉をタンクローリーなどのトラックで離れた場所まで輸送し、施設の貯槽や浴槽に供給・使用する方法である。温泉地での源泉掛け流しではないものの、同等の温泉を源泉から遠く離れた場所でも楽しむことを可能にする。
 湘南台温泉らくは、万葉集に詠われるなど古くから名湯とされる湯河原温泉のなかでも、「湯河原の奥座敷」と名高い奥湯河原の源泉から温泉の供給を受ける。毎日およそ60kmの道のりを経て、湘南台に温泉が運ばれてくるというわけだ。
 湯河原温泉観光協会によると、泉質は弱食塩泉、弱アルカリ性であり、無色透明・無臭で、肌あたりがさらさらと柔らかい。「薬師の湯」とも称されるように、打撲、外傷、神経痛、関節痛、皮膚病、冷え性などに広い効能があるといわれている。
 日々勉学に励む学生はもちろん、体育会やサークルでスポーツに身を打ち込む学生にもおすすめだ。
 

スーパー銭湯「湘南台温泉らく」施設概要 (公式サイトより)
所在地 神奈川県藤沢市湘南台2-7-5 (藤沢北消防署となり)
アクセス 湘南台駅西口A・C出口から徒歩2分(250-300m)
オープン 2015年5月1日(金) 10:00
営業時間 10:00 – 翌朝8:00 (22時間営業)
利用料金 未定
設備 温泉風呂(水深90cm大風呂)、ジェットバス/バイブラバス 露天イベント風呂、炭酸風呂、寝湯、水風呂 ドライサウナ、石風呂
畳敷き休み処、リクライナーゾーン、岩盤浴休み処
飲食コーナー(地元居酒屋出店)、マッサージコーナー(地元出店)
駐車場 湘南台ウエストプラザ 提携駐車場250台
温泉供給 奥湯河原 神谷温泉 (温泉宅配・輸送業など)

「温泉寄って帰らない?」は5月1日から 待望のオープンまであと少し

SFCの学生や教員から多大な期待が寄せられている湘南台温泉らく。大学生活の疲れを温泉で癒すことができるのは、5月1日からだ。夕暮れどきのキャンパスで「温泉寄って帰らない?」という声が多く聞こえるようになるだろう。