生協売店で電子部品を展示・販売する「marutsu 電子部品在庫コーナー」が4日(土)から期間限定で始まった。このコーナーは生協売店の入って右側の奥に特設され、在庫がない場合でもマルツオンラインの電子部品を生協店舗で取り寄せて購入することができる。

marutsu 電子部品在庫コーナー marutsu 電子部品在庫コーナー

キャンペーンのきっかけは「学生や教員からの要望」

なぜ「電子部品キャンペーン」を始めたのか。生協売店の店員によると、理由は二つある。一つは、「学生や教員からの要望があったから」。研究会の学生や教員は、今まで電子部品を購入する際、問屋を通して購入するなど手間がかかっていた。もう一つの理由は、「電子部品の販売をしている企業(マルツ)さん側の提案があったから」だという。現在、電子部品を生協で展示・販売するキャンペーンは理工学系をはじめとする多くの大学生協で行われている。

実際に100Ωの抵抗(100個入り)を買ってみた 実際に100Ωの抵抗(100個入り)を買ってみた

「想像以上に好評」6月末まで継続

このキャンペーンに対する学生や教員の反応はどうなのだろうか。生協売店の店員は「想像以上に好評」と話す。もともとはお試し期間として2週間だけ実施する予定だったが、学生や教員から好評なため、6月いっぱいは継続することが決定している。6月中の売り上げデータをもとに、今後の生協売店での継続的な販売も視野に入れている。

 14日(火)、マルツ担当者が生協に

「初心者向けでもブレッドボードとかジャンプワイヤとか電池ケースとかを単体でおいてあったほうがいい」「より高度な部品もほしい」「いろいろなセンサーがほしい」など、店頭に置く電子部品の在庫の幅をもっと充実させてほしいという学生の意見もあがっている。6月14日(火)14:00-17:00頃には販売元のマルツの担当者がコーナーに来て、直接学生の要望、相談、意見等を聞いてくれる。

今後、生協売店における電子部品の販売が定着するためには、このような学生と生協売店との対話の機会が増えると良いだろう。