慶應義塾大学SFC研究所はアクセンチュア株式会社の協力のもと、データビジネス創造コンテストを開催する。このコンテストでは訪日外国人データを活用し、地域を活性化させるアイデアを募集し、その結果を審査する。

データの活用とその施策力を問う

このコンテストを開催するデータビジネス創造・ラボとは、慶應義塾大学SFC研究所内に設置された、IT・統計・ビジネスデザインの融合方法を研究するグループである。先進的なビックデータの集計・解析を行うとともに、2014年からは産官学協働のデータ分析によって導き出されるアイデアを競う「データビジネス創造コンテスト」を実施している。今年度第5回のテーマは地方創生・地域活性化である。

今回のコンテストの概要は訪日外国人の動きを収集・分析し、地域への誘客や消費を促進するアイデアを提案、実行まで行うというものである。コンテストは予選と本選の2段階形式になっている。予選では訪日外国人の動きを自治体が公開しているオープンデータなどの情報を分析し、消費促進アイデアを提案する。本選ではその施策を実行し、位置情報や"TRAVEL JAPAN Wi-Fi"等からその効果を審査する。

第5回テーマは地方創生・地域活性化

応募条件などは以下の通り。 

テーマ 地方創生・地域活性化
参加部門 誘客部門:訪日外国人が少ない地域の誘客を競う
消費活性化部門:訪日外国人が多い地域の消費促進を競う
予定 予選エントリー期間:2016年6月10日(金)-2016年8月15日(月)
予選コンテスト:2016年9月17日(土)
本選開始:2016年10月1日(土)
敗者復活チーム本選開始:2016年11月1日(火)
最終選考・表彰式:2017年3月11日(土)
応募資格 全国の高校生・高専生・大学生・大学院生(社会人経験者は除く)
審査委員長 慶應義塾大学環境情報学部長・教授 村井純

このコンテストの魅力はなんといってもアイデアの提案からその効果までもが審査対象となることである。自らのデータ分析力をこの機会に試してみてはいかがだろうか。

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