10月3日(月)より、石井・石橋基金によるKeio University Global Fellow(私費留学助成)の公募が始まる。これは慶應義塾大学学部生および大学院生を対象とした海外留学・研究の助成事業で、留学の支援として最大500万円が支給される。

年間最大500万円を支給! Keio University Global Fellowとは

Keio University Global Fellowは、石井・石橋基金による海外研究助成事業だ。このプロジェクトは慶應義塾教育研究発展事業の一環として毎年行われており、留学を通じて研究者を志す学生や、実業界における高度な技術者を目指す学生などを主な助成対象としている。応募資格を有し、審査委員会が定める規程を満たした学生には、留学期間中の学費および生活費として年間最大500万円が支給される。

本事業に応募するには次の4条件を全て満たす必要がある。なお、募集予定人数は4名程度だ。

  • 申請時に慶應義塾大学もしくは同大学院に在籍していること。ただし、外国人留学生、特別学生は除かれる。
  • 2017年5月1日までに海外の大学院にて学位取得のための私費留学を開始すること。ただし、協定に基づいた交換留学は除かれる。
  • 指導教員から推薦を受けること。
  • 人物および学業成績が優秀かつ心身ともに健康であること。

申請開始は10月3日(月)から。まずは書類を作成しよう

申請に際しては、次の5つの書類を揃えなくてはならない。なお、①の申請書については、推薦を受ける指導教員から入手する必要がある。①〜⑤の全ての申請書類が準備できたら、推薦を受ける指導教員に提出しよう。詳細は応募要綱を参照してほしい。

申請書類 提出対象 提出媒体
①所定の申請書 全員必須 紙および電子媒体(.docx)
②学業成績証明書のコピー 全員必須 紙もしくは電子媒体
③留学先の授業料の参考資料 全員必須 紙もしくは電子媒体
④留学先の受入証明書類のコピー 全員必須 紙もしくは電子媒体
⑤留学受入先の指導教員の推薦状 任意 電子媒体(.pdf)

なお、本事業に採択された学生は、留学先における学修・研究活動などを定期的に義塾へ報告し、同研究教育活動の広報活動に協力することが求められる。また、同学生には「Keio University Global Fellow 2017」の称号が付与される。

応募要項によると、本事業は義塾が進めるスーパーグローバル事業の核となる重要領域(長寿、安全、創造)を念頭に置いた、広く国内外の重要課題の解決に向けて積極的にチャレンジする学生を主な対象としている。SFCらしいグローバルな研究案件を企画している学生は、ぜひ利用を検討してみてはどうだろうか。

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