オックスフォード英語辞典が2016年を象徴する単語に選んだのは「post-truth」。Brexist(英国のEU離脱)にトランプ米大統領の爆誕と、世界の秩序は大きく変わりつつある。

SFCでもSBCが研究会として本格始動し、ドローン研究がさらに制度化。SFC-IV前では「湘南藤沢記念病院(仮称)」の建設が進み、村井学部長がHCD(ホームカミングデー)で「温泉掘削構想」を披露するなど、未来を感じさせる様々な動きがあった。そんなSFCの2016年をSFC CLIPの記事で振り返ってみよう。

1月-3月 15年度のおわりと春休み

さよなら阿川先生

1998年から17年間SFCで教鞭をとっていた阿川先生が2015年度で退任された。「若者には落ち着いて自分自身と静かな会話をする時間を持ってほしい」と阿川先生はSFC生に語りかけた。


春休みにはSFCでドローン大会開催! KARTも活躍

春休みに入った2月。SFCで国際ドローンレース「World Drone Prix In Dubai」の日本選考会が行われた。ドローンの研究も盛んなSFC。それを象徴する存在がSFC生のドローンレースチームKARTだ。

1月にはSFC研究所に「ドローン社会共創コンソーシアム」が立ち上がり、2016年度から武田圭史研究会がドローン開発に取り組むなど、SFCにおけるドローン研究の制度化が着々と進んでいる。

4月-6月 新年度のはじまり、プロジェクトの芽が動き出す

16年度新入生がSFCへ

4月になり、新入生がSFCへ入ってきた。入学して2週間あまりの新入生の声からは、さまざまなSFCへの思いを垣間見ることができた。


SBC本格始動

3月下旬に滞在型教育研究施設「未来創造塾」の最初の施設となる「滞在棟1」と「DFF-W (Digital Fabrication Factory – Wood)」が完成。4月にはそのお披露目会が開催された。2016年度から「SBC合同研究会」として本格始動したSBCは、これからSFCをどこに導いていくのだろうか。


「キッチンたまり場」がオープン!

毎週金曜日にSFC-IV前で営業している「キッチンたまり場」がオープンしたのは5月のこと。こうした学生の自主的なプロジェクトがキャンパスを盛り上げてくれている。

7月-9月 春学期のおわりと夏休み

七夕祭

春学期のおわりに開催された第27回七夕祭。今年度のコンセプト「八夕祭(はちばたさい)」だった。


SFCは遠藤にある

夏休み中の8月。SFC CLIP編集部は「SFC周辺の魅力的な場所を訪ねるお散歩ツアー」に参加し、ぶどう狩りなどを体験した。場所は「遠藤」バス停から徒歩10分のところにある「いさわ果樹園」。SFCは遠藤にある。ときにはキャンパス周辺の地域や自然に目を向けるのもよいのでは?


また、「慶応大学」バス停のあるロータリーの目の前、SFC中高のテニスコートがあった土地には「湘南藤沢記念病院(仮称)」の建設が進められている。2017年秋の完成後には、SFCとも連携した取り組みが行われていく予定だ。

10月-12月 秋学期とORF

GIGAが抱える問題

2011年度からはじまったGIGAプロジェクト。秋学期がはじまり、2016年も多くのGIGA生が入学してきた。国際色豊かな彼らは、キャンパスに常に新しい風を吹かせてくれる。

しかし、GIGAには多くの問題があるのもまた事実。これらは2017年を迎えるにあたりSFCが抱える大きな課題の一つだ。


秋祭 波乱のミス・ミスターSFC

新しく「ハロウィン」を軸にして行われた第25回秋祭。当日は仮装をした多くの来場者で賑わった。


そして今年もミス・ミスターSFCが決定! ミス慶應が中止になるといった騒動の中、一層の注目が集まった。


SFCは「かえる」のか ORF2016開催


11月に六本木で開催されたORF2016。今年のテーマは「かえる」。去年で25周年を迎え、また新たな1年目を踏み出すSFCは「かえる」ことができるのか。


ORF2日目と同日に開催された、SFC生の同窓会とも言えるHCD。村井学部長が「温泉掘削構想」を披露した。


幸せなクリスマスを過ごしましょう

12月のおわりにはメディア前にサンタクロースが。サンタはSFC生の幸せを願っている。