一学期間、SFC CLIPをご購読いただき、誠にありがとうございました。私達の試みを評価してくださったことに感謝すると共に、今後も厚いご支援をお願いいたします。


  企画当初より、SFC CLIPは、散在する情報を編集し、学生に情報発信の場を 提供することにより、キャンパス内の情報流通を円滑化し、新たなコラボレー ションを創出することを目的としてきました。
 デジタルキャンパスでありながらも、情報が拡散し個人にとって必要な情報が不足している情報環境。学際キャンパスでありながらも、個人個人の興味関心が分断されている学術環境。こういった状況を改善するために、SFC-MODEはじめ、多くの学生団体の方々と協力してきました。数々のプロジェクトがひしめくSFCにおいて、自らの人的資源・情報資源を頑なに固持するのでなく、リソースを共有しシナジーを生み出すことこそ、SFC CLIPの核心があるのです。
  今後も、様々な活動の連鎖が拡張的に形成するメディアであり続けたいと思っています。
 ニュース記事については、メールマガジンならではの速報性とインターネットならではの双方向性を用いて、情報収集・編集・発信を展開していきます。 SFC CLIP配信が始まった今学期においても、竹中教授の入閣、新学部長の選出など、数々の出来事がありました。メールマガジンの速報性を生かし、こういったキャンパス内のニュースを読者の皆様にリアルタイムで伝えてきました。今後は、SFC-MODEとの連携を強化して、読者の皆様からの要望に応え、噂として扱われているキャンパス内の諸問題を解明していく役割も果たそうと思っています。その過程で、様々な議論が沸き起こることも期待しています。
  また、今後のシステム的な改善としては、カスタマイズ配信・検索機能・WEBインターフェースの改良など、個人個人が情報収集を容易にするツールとして機能性を高めていこう考えています。いままで主眼に置いてきた、情報の「流通」だけでなく、「蓄積」の点を拡充し、アーカイブとしての意味合いも付加していく予定です。
  そして、SFC外部への展開として、SFCを目指す受験生やSFCの研究に興味のある企業の方々に対しても広報活動を行っていきます。SFC内での情報流通をメインにしてきたSFC CLIPでありますが、SFCの諸活動を内部で完結させず、SFCというコミュニティとして、社会に対するビジョンを外部に提示していくことにもつなげて行こうと考えています。
  このように、SFC CLIPは、今学期の活動を踏まえ、情報発信の場として、情報収集のツールとして、SFC外部への掛け橋として、様々な方向に発展していきます。その過程において、読者の皆様のお力添えがいただければ、幸いです。
  SFC CLIPは、SFC全体で形つくるメディアとしてあり続けるため、個人団体に問わず、参加・協力してくださる方々を、引き続き募集しています。
  今後も、ご購読よろしくお願いいたします。