2ヶ月に渡ってお届けしたSIGGRAPHレポートも、いよいよ最終回。今回は、展示のことから少し離れて、会場で見つけた色々な面白いものを紹介する。


 まず、気になる会場でのインターネット接続環境だが、「Internet Access Center」というPC(Windows,Mac)が50台ほど並んだ部屋が、2部屋用意されている。自分のノートPCを持ち込んで、LANで接続することも可能。それ以上に便利なのが、無線LAN(IEEE802.11b)のアクセスだ。Internet Access Center周辺はもちろん、食堂のあるラウンジ周辺でも利用することができ、食事をしながらノートパソコンを開く光景がよく見受けられた。
 また、リラックスのためのマッサージコーナーも設置されている。会場が広く、アニメーションシアターなど目を使う展示も多いので、5台ほどのマッサージチェアはいつも満員で、来場者に大人気だった。
 さらに、便利なものとしては、Palm(PDA)にダウンロードできる会場地図と、スケジューリング機能のついたソフトウェア「NearSpace」だ。これを使うと、広いコンベンションセンターを迷わずに歩くことができ、カンファレンスの 時間も間違えずにすむ。元々は学会ということもあり、様々な場所、時間で発表が行われるので、このソフトウェアは非常に役にたった。来年行かれる方は、是非Palmを1台用意していって欲しい。
 以上、5回にわたってお送りしたSIGGRAPHレポート、お楽しみいただけただろうか?来年のSIGGRAPH2002は、テキサス州サンアントニオで7月21日~ 26日まで行われる。試験時期で学生には辛いところだが、研究・旅行を兼ねて行ってみてはいかがだろうか?きっと新しい発見があるはずだ。