今週も、引き続きWilliam&Mary Programを特集します。今回は、昨年の夏に参加した学生2人と引率して下さった国際センターの方のインタビューを掲載します!プログラム中の小話やおもしろい話など、参加者の生の声を聞ける貴重なチャンスですので、ぜひ読んでみて下さい


<W&Mのプログラムのシステム説明>
 William&Maryは以下のような構成で成り立っているプログラムです。まず、参加メンバーは日本人40名+アメリカ人の大学生8名(PA)そして、日本から引率の先生1人、国際センター1人。更に、アメリカの大学院生(DI)、アメリカの教員から成り立っています。
 プログラムは日本にいる間から始まり、日本人5名とPA1人によって、1つのフォーカスグループ(FG)を構成します。各FGごとにトピックを1つ決め、PAと日本の学生が一緒にリサーチします。DIはプログラム中の午後の授業の先生を務めてくれます。その日のテーマにあったディスカッションなどの進行役や、私たちの提出物などのチェックなどをしてくれます。
<学生へのインタビュー1>
1.W&Mプログラムに行ってよかったと思うことは何ですか?
 今まで知ることのなかった多くの人達と出会い、接することによって、新しい世界を知ることができたことです。このプログラムのことを思い出すたびに、 NicoleやHelen、PAやDIたちのこと、そしてもちろん、一緒に行った慶應のメンバーのことを思い出して寂しく感じてしまいます。人種、性、マイノリティについてなど、たくさんのことを学ぶことができました。おそらく、このプログラムに参加していなかったら、これらを学ぶことはできなかったでしょう。
2.W&Mで得たものは何ですか?
 友達。プログラムが終わったあとも、PAやDI、ホームステイ先の家族と連絡をとっています。彼らは本当に貴重な友達です。
 チャンス。私はこのプログラムを通して、チャンスを得たと思います。勉強する機会、アメリカの新しい側面を知る機会、そして、PAやアメリカの色々な人と友達になる機会です。
3.W&Mで改善してほしいことはありますか?
 PAやDA達ともっと長い間一緒にいられたらよかったと思ってます。もちろんホームステイはすごく楽しかったのですが、もっと沢山語り合ってお互いをよく知るには、より長い時間が必要だと思うからです。でも振り返ってみて、プログラム全体は本当に素晴らしいものだったと思います!!
4.印象に残っている場所やイベントについて教えてください。
 野球の試合を見たり、夜遅くに映画を見に行ったり、バージニア・ビーチで遊んだり、ワシントンDCにあるナショナル・アート・ギャラリーを見に行ったり、花火を見たり、Focus Groupのメンバー達とトピックについて議論したり、キャンドルパーティーをしたり…。全てとても楽しかったので、どれが一番かを選ぶことはできませんね。私にとっては、あらゆる瞬間が宝物です。
5.フリートーク
 このプログラムは本当に素晴らしいものだと思います。プログラムの目的は英語の能力を高めるだけではなく、参加メンバー同士や他の外国人との関係を築くことにもあります。日本にいると、私達は自分が日本人であるということを意識する機会はあまりありませんが、アメリカでは日本人としてのアイデンティティーや国民性としての誠実さに気付かされました。
<学生へのインタビュー2>
1.W&Mプログラムに行ってよかったと思うことは何ですか?
 視点がグローバル化したことと、アメリカの文化に直接触れられたことです。
2.W&Mで得たことは何ですか?
 勇気を貰ったとでも言うのでしょうか、変にシャイだったところをちょっとは改善できたことです。プログラムを通じて、今までより自分に自信を持てるようになりました。
3.W&Mで改善してほしいことはありますか?
 事前・事後研修を充実させて欲しいということです。特に事前研修。Williamsburgでの自分達の研究に、事前研修がをあまり役立てることができなかったと思うので。
4.プログラム中の小話を教えてください。
 慶應の学生の殆どが日本食を恋しがっていた頃(現地で1週間位経った頃)、志村先生と国際センターのまなぶさんが中心になって、Japanese Surprising Partyを開いてくれました。それには本当に涙が出そうでした(笑)。
5.印象に残っている場所やイベントについて教えてください。
 印象に残っている場所はいろいろありますが…やはりWilliamsburgですね。あの大学キャンパスの環境には本当に驚きました!あとは、RichmondStadiumで観た野球の試合もよかったです。
6.フリートーク
 FG内の人間関係が結構面白かったです。別に恋愛とかが起きたわけじゃないんですけどね(笑)。それよりも、僕とその他のメンバーの間ではよくちょっとした喧嘩というか言い合いが起こってしまったのですが、言いたいことをきちんと言ってくれたメンバーのみんなに感謝したいです。ある意味嬉しかったです。お陰で今でも仲良くさせて貰っています。
<国際センターの方へのインタビュー>
1.W&Mプログラムに行ってよかったと思うことは何ですか?
 僕は、4年前には一学生として、昨年の夏は国際センターの引率職員として、このプログラムに二度も参加することが出来ました。どちらも限られた期間ではありましたが、プログラムを通じて様々な人々と知り合えました。このプログラムの良い点はたくさんあると思いますが、やはり人との出会いが自分にとって最も貴重な財産になっていると思います。
2.W&Mで得たことは何ですか?
 先の質問とも重なりますが、やはり様々な人との出会いです。特に志村先生や、現地のスタッフ(Nicole, Helen, Dialogue Instructor)達と一緒に仕事ができたこと、また学生の皆さんと寮で一緒に生活できて、毎日がとても楽しかったです。
3.W&Mで改善してほしいことはありますか?
 W&Mプログラムに限らず、慶應義塾の夏季在外研修については、特に人・資金の面で、より手厚いサポートをいただきたいと切に願います。財政支出の面ではいろいろと難しい問題があるのは承知していますが、国際交流の現場の人間として、塾当局に、より一層のサポートを期待します。
4.プログラム中の小話を教えてください。
 UC(University Center)内のカフェテリアの食事だけはあまり好きになれませんでした。その他の小話については、一応仕事として参加していたので、あまり詳しいことは書けません。(仕事自体はもちろん真面目にしていました。)
5.印象に残っている場所やイベントについて教えてください。
・Ms.Sylvia Tabb-LeeによるStoryteller
・志村先生、Wendyとひたすら日本食(おにぎり、みそ汁、浅漬け、ちらし寿司)を作ったこと。
・午前4時まで、Nicole,HelenとPhoto Bookを作ったこと。
6.フリートーク
 これまでなかなかお礼を言う機会がありませんでしたが、学生の皆さんに感謝したいと思います。時には引率職員という立場を忘れてしまうほど、僕は楽しかったです。どうもありがとうございました。
Contact:
 HP>http://www.gakuji.keio.ac.jp/ic/gaikoku/wm/wm-moku.htm
 国際センターは各キャンパスの事務室にあるので、直接行ってみてください。