前回の中国語研修特集はいかがでしたか?今回は、三宅研究会が夏休みに実施している・環境デザイン探訪を取り上げます。先生は三宅理一先生と石川幹子先生です。語学の研修とは一味違った研修ですので、参加を考えている人、語学以外で海外研修に参加したい人はぜひ、参考にしてみてください。参加した学生の声を掲載しています。

1. 全体の感想と研修で得たこと

行ってよかったことはいっぱいあると思いますが、例えばルーマニアは三宅先生が世界遺産で関わっていたために修復を手がけた方々の説明(英語で、なので語学力がないと何いってんだかさっぱりではあったけど)が聞けたり、教会の一番高い部分の、ふつうは下から見上げるしかできない部分を組んである足場(修復中だったので)を上って壁画が真近にみれたりしました。先生のいろんな説明が聞けたり、バスに乗っていても、石川さんがランドスケープの観点から街路の整備について、木が2種類植えられてて、、、といった話があり、全くランドスケープは学んだことが無かったので新たな視点を得た気がしました。キエフは教会や公園を、ルーマニアは教会を、ハンガリーは城や教会を、ウィーンでは宮殿やオットー・ワーグナーの世紀末建築などをみました。

2. 研修中の面白い話など

三宅先生と同じテーブルでお食事すると必ず、ワインを飲むことになります。三宅さんと石川先生と一緒にテーブルにつくと一見すると家族でお食事状態になりますが、石川先生は本当にお母さん!!で、ほんとに面倒見がよい方です。プレゼンはとても恐いのですが。。。
すごく寒いのに、事前に自分がHPで調べた気温を信じていったら、本当に寒くて、憐れに思った友達が服を貸してくれました。それで、もちろんオペラに行くような素敵な洋服などなくて、先生に見苦しくない格好で来て下さいと言われてしまいました。化粧だけは頑張ってみたけれど、道具を殆どもっていってなくて悲惨でした。でも意外と平気だったのですが。気は持ちようですね。
ルーマニアのガイドさん(男)に私らは子供だと思われていて、ワイン飲みましょうと三宅さんがいっていたらまだだめですよなどと彼は言っていたらしいです。私は2回も頭をくしゃくしゃっとなでられてしまいました。
ブダペストに行ったとき、王宮で(月曜日で建物の中には入れませんでした。本当に意味が無かった様な気がします。旅行会社ならば、こういった間違いはないのではないかと感じてしまいました。エディー・マーフィーの映画撮影のための準備が行われていたのですが、セットが王宮と一体化していました。しかし、雨で塗装が禿げかけていました。
ハンガリーでは、銀行での両替は、土曜日にはできなくてホテルでやろうとしたら、そんなに沢山はないからできないと言われてしまい、三宅先生が怒ってしまいました。「ハンガリーは我々をハングリーにするのか」って英語で言っていたのが面白かったです。両替できないと食事できないから。。

3. 改善点

なんといっても私は出発前のメーリングリストに不備があって、はいってなかったので、それぞれがどの街について調べておく、という課題があったのを知りませんでした。そのメールを流すのも遅かったらしいので、この授業はかなり前から申し込みをしなくてはいけないものなのだし、夏休みは各自予定というものがあるのだから、準備を求めるのなら相当前に課題は出すべきだと思います。

4. その他、コメントなど

http://howard.sfc.keio.ac.jp/
【訂正と補足】 6月21日
 6月14日付けの海外研修特集で、「環境デザイン探訪」の内容に関し一部誤りが ありました。お詫びの上、下記に訂正いたします。申し訳ありませんでした。
 次回からは、環境デザイン探訪のSAの方や引率の先生方へのインタビュー記事 を掲載してゆきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
(1) 「環境デザイン探訪」は2001年度より履修科目として認定され、本年度も秋学 期環境系クラスター科目となっています。従って、研究会とは一切関係なく応 募することができます。
(2) 引率の先生は固定ではなく持ち回り制となっており、今年度は石川先生と坂先 生が担当されます。
(3) 「環境デザイン探訪」の内容は年によって異なり、前回は中世の教会などを重 点的に回る行程でしたが、今回は特に現代建築に力を入れるそうです。
(4) 今年度の環境デザイン探訪の申し込みは、6月15日(土)をもって締め切られま した。