スペイン語研修特集第3回目の今回は、参加したSAの方にインタビューしてみました。滞在先のホストファミリーの様子やキャンパスの環境など、参加した方ならではの情報を詳しく紹介してくれています!また、メキシコは少々危険な国だという先入観があるかもしれませんが、何を気をつけるべきかについても説明してくれましたので、研修への参加に不安をお持ちの方も、これを読んでぜひ参考にしてみて下さい。

1. 全体の感想と、研修で得たこと

全体の感想としては、語学の勉強になったのはもちろん、新しい文化にも触れることができ、大変良い経験となりました。滞在は、各学生にホストファミリーが割り当てられ、メキシコの家庭の暮らしを味わうことができました。
 ホストファミリー方式では、割り当てられた先の家族によって相性などの良し悪しがあると聞きますが、私のホストファミリーは非常に親切な方々で、いつも私のスペイン語を理解するよう心がけてくれ、食事中なども会話が絶えませんでした。学校の先生方も生徒と仲良く接して下さり、授業外でもご飯を食べたり、飲みに行ったりしている生徒もいたようです。

2. 研修中の面白いエピソードなど

メキシコの水道水はあまりきれいではないようで、ホストファミリーの家でも、飲み水はもちろん、歯ブラシをする時の水も水道からではなく、ホストマザーが用意してくれた水を使っていました。私自身、もともと胃が弱いせいもあると思うのですが、メキシコで胃がとても痛くなり、一晩だけ病院に泊まったこともありました。
 しかし、SFCから留学した他の仲間たちの中には、現地の人以外は絶対に食べないほうがいいと言われていた屋台のタコスなどを食べてもお腹をこわさない人もいました。
 胃腸に自信のある人は平気だと思いますが、心配な方は、歯を磨く時の水や、外で飲むドリンクの氷などにも気をつけた方がいいと思います。

3. 改善点してほしい点など

ホストファミリーや先生方と仲良くなる機会はたくさんあったのですが、同年代のメキシコ人との交流があまりなかったのが少し残念です。授業を行うキャンパスは外国人のためにグアダラハラ大学が用意している施設なので、周りにはアメリカ人やドイツ人など、スペイン語を母国語とする人があまりいませんでした。
 私の場合は、ホストファミリーの家族構成がお母さんの他に子供が数人いたので、スペイン語を話せる人がある程度いましたが、ファミリーの構成によっては、ホストマザーと二人きりの人などもいたと思うので、もっと同年代でスペイン語を気軽に話せる環境も設けて頂きたかったです。

4. その他、コメントがありましたらお願いします。

メキシコは「太陽の国」と言われる一方、治安が悪く水も汚い、というイメージがあると思いますが、そういった点は自分自身で気をつけていれば特に問題はない思います。グアダラハラは、メキシコシティーより安全な町です。夜遅くに一人で歩かず、日中人の多いところへ行く時などは、できるだけ身軽な格好で小銭入れをポケットに入れるなど、あまり観光客丸だしの格好をしていなければ大丈夫だと思います。
 絶対に良い体験となると思うので、少しでも興味のある方は、ぜひ参加を考えてみてください。何か質問などがありましたら、ぜひスペイン語研究室へいらしてください。