第31回 ドイツ語研修
ドイツ語研修特集の第2回目は、当研修を担当されている藁谷郁美先生にお話を伺いました。研修をどのように活用すれば最も効果的であるか、またインテンシヴ初級コースから海外研修への学習の一連の流れなどを丁寧に説明して下さっています。前回の参加学生の体験談と併せ、当研修を多角的に知ることができると思いますので、ぜひ活用してみて下さい。
1. ドイツ語研修とはどのようなものですか?
ドイツ語を勉強するためのコースは様々ですが、私たちが皆さんに勧めている最良のコースは、インテンシヴコースの初級Ⅰ、初級Ⅱそして初級Ⅲまでを習得したあと、このドイツ語海外研修コースに参加するというものです。
初級1と2の段階で目標とするのは、ドイツのビアホールで注文するためのドイツ語ではなく、「自分のこと」についてドイツ語で話すことができる能力を養うこと、そして初級ⅢではSFCでドイツ語を勉強した学生がドイツへ海外研修に参加する、という想定で作られた教材スケッチをもとに、ドイツ語圏でのドイツ語の運用能力を培います。その後、この海外研修コースに参加して実際にドイツ語圏でのドイツ語運用を習得していくのです。
2. 当研修にはどのような人に参加してほしいですか?
上記でも述べたように、ドイツ語インテンシヴ初級Ⅲまでを履修し終えた方が参加することでもっとも効率的にドイツ語を習得できます。
3. ドイツ語研修の特徴は何ですか?
ドイツ語海外研修の特色は、団体で決まった場所に行くのではなく、各自が自由に選択したコースに参加する、いわば期間の短い個人留学の形をとっていることです。対象となるのは夏休みと春休みに開講されているドイツ語圏全域の大学およびゲーテ・インスティテュート(公的機関)の語学研修コースで、期間は平均 3週間です。
4. 次回予定している研修について、教えて下さい。
次回は春休み中の語学研修です。様々なコースがありますので、ドイツ語研究室にお問い合わせください。
5. 最後に、何かコメントがありましたらお寄せ下さい。
海外研修は参加すればいいというわけではありません。コース参加終了後に提出しなければならない課題があります。この条件を満たしてはじめて、単位の認定が行われます。詳しい課題に関してはドイツ語研究室(ラムダ410)にお問い合わせください。