2月に入りました。2004年になってはや1ヶ月、春休みに入ってのんびりしている人も多いのではないでしょうか?
 そんなあなた、もしかして体重計に乗るとあらびっくり!なんてことになってませんか?


 年初めには正月太りして、痩せようとはしたものの、テスト・レポートの嵐。ストレスでついつい食べ過ぎて、ますます悪化。休みに入って学期中に比べると家に居る時間が多くなったりして、全然体重がもとに戻らない!なんてこと、よくありますよね。
 そもそも寒い時期は、体が脂肪をためやすくなっています。気温が低くなると身体は体温を上げようとしますが、このとき使われるエネルギーになるのが脂肪なのです。寒さから身を守るために、身体は脂肪をためようとするのです。さらに、脂肪を分解する酵素リパーゼは、低温では十分に作用しません。つまり、冬は脂肪がたまりやすいだけでなく、分解されにくいので、脂肪がたまっていく=太っていくばかりなのです。寒いと外に出る気がしなくて、日常の活動でも動くことが少なくなりますしね。
 脂肪を燃焼するためには、20分以上筋肉を継続して動かす有酸素運動が必要です。とくに、きれいに痩せたいときに必要なのは、少ない負荷で長く有酸素運動をすること。負荷を大きくしすぎると筋肉量が増えて、逆に体重は増え、ごっつくなってしまいます。
 その点、サイクリングは脂肪を燃焼させてきれいに痩せるのに効果的なダイエット法ではないでしょうか。
 多くの人(とくに女性)は「自転車走行は足に負荷がかかるので、足が太くなるのでは?」と思っているかもしれませんが、これは間違いです。たしかに足に大きな負荷がかかるような乗り方をすれば、結果的に筋肉量が増して、足が太くなります。しかし、普通の乗り方をしている限りでは脂肪が燃焼した分引き締まって細くなるはずです。自転車は座った状態でこぐため体重が足に集中しないので、むしろ徒歩よりも足にかかる負荷が小さくなり、足に必要以上に筋肉がつくことはないでしょう。「でも実際に私の足は太いんだけど?」というあなたは、自転車をどのようなときに使ってますか?「歩いても行けるけど、楽だから自転車で行っちゃおう」こんな風に使っているのではないでしょうか。これでは単に楽をしているだけなので、当然太ります。逆に足が太くなるのも当たり前です。結構自転車に乗っている気がしても、1回1回の時間が短ければ、ダイエット効果はありません。
 「20分以上動き続ける」というのは、意外ときついし、運動法によっては飽きてしまいます。ダイエットで一番大切なのは「継続すること」ですから、なるべく飽きないで続けやすい方法をとるべきです。
 その点、自転車であれば、周りの景色をみたりしているうちにあっという間に20分くらいたってしまいます。日々の生活の中に新たに運動するための時間を作るのではなく、日常の活動と一緒にダイエット効果が得られるのも自転車によるダイエットの長所です。いつもはバスや車で行くところを自転車で行くとか、自転車通勤(通学)をするなどのように、それまでの生活を少し変えるだけでダイエットできるのでおすすめです。ダイエット効果があるだけでなく、経済的ですしね。
 サイクリングで適度な運動をして体力がつけば、風邪に罹ることもなくて一石二鳥。自転車ダイエットで寒い冬を乗り切りましょう!
(文責:総合政策学部3年 松田麻希)
 サイクルKは現在、湘南台駐輪場改善プロジェクト、SFC生向けにレンタサイクル、看護医療学部と本館側間のサイクルシェアリングなどを進めています。
 詳しくはサイクルKウェブサイト(http://www.rentalcycle.com/)をご覧ください 。皆さんのご協力も大歓迎です。
「自転車を、SFCを、もっと楽しく」 サイクルK
   o
  ,
|<,_  http://www.rentalcycle.com/
  ()/() [email protected]