全てのAO受験生を応援するコーナー「Welcome CLIP」。第2週目の今回は、前回受け付けた受験生の皆さんからの質問に「CLIP受験相談室」が答えます。AO受験を考えている受験生は必見。


 ※今回は、初回のため、登場する受験生は全て架空の人物であり、編集部で内容を企画、創造したものです。
●高校時代、特に人に胸を張って「これをやった!」と言えるようなことはやっていません。こんな私でもAO入試を受けられますか?(匿名希望さん)
 はい、受けられます。実際に学生時代、部活に入っていなかった人でもAO受験で合格している人もいます。SFCは将来性のある人を求めていると思うので、“何かをやっていた”ことよりも“これから何をやるか”ということがはっきりしている方が良いと思います。もちろんこれからやりたいことに関する何かを今までやっていたということがあれば更にプラスαになると思います。
●SFCのAOの良い点・悪い点を教えて下さい。(S.Tさん)
良い点
・試験の行われる時期が早いため受験の予定と兼ねることができる
・試験の結果がでるのも早いため合格した時間を有意義に使える
・学校の成績に関係なく出せる(A方式)
・SFCでやりたいことが明確な人にとっては、むしろ簡単(?)
・自分のやりたいこと
悪い点
・やはり受験なのでそんなに簡単には受からない。当たり前だが。
・受験勉強の傍らで平行して準備をしていかなくてはならないため忍耐力が必要
・もちろん落ちるということもあるのでそのショックに耐えられる精神力が必要
●AOで言ったことを、合格後に変更しても構わないでしょうか。(D.Iさん)
 変わっても大丈夫です。むしろ、変わる人がほとんどだと思います。
 もちろん変わらない人もいますが、大学に入ってから様々な情報が入り自分の視野も広がり、選択肢が一気に広がります。そこで自分が興味を持ったものにはどんどんチャレンジして良いと思います。やりたいことが変わるのではなく、進化したのだと思います。誰もそのことについて咎めることもないので、罪悪感を感じることなく新しいことにチャレンジしていって構わないと思います。
●SFCはどんな人を必要としているのでしょうか?(M.Tさん)
 それはSFCの要項にもしっかりと書いてありますね。SFCに絶対来たい!という人です。具体的に言うと、前にも述べましたが自分のことをよく知っていてやりたいことが明確になっていること。またそれが自分の言葉で説明できる人が求められていると思います。SFCのAOは大学受験というよりも就職活動に近いものがあると思います。どれだけ自分をアピールしてこの大学に欲しい人材だと思ってくれるかが重要になってきます。将来性がある人を求めていると思います。だからといって背伸びすることはなく、高校生なりに考えた結果をしっかりと伝えることができれば良いと思います。
 個人的には、誰もが自分のやりたいこと、興味があることが1つぐらいはあると思うんです。だからみんなに挑戦して欲しいです。高校までやってきたこと、考えてきたことをもう一度立ち止まって振り返り、将来のことを一回真剣に考えてみる良い機会になると思います。実際に私の友達で失敗した人も、やってよかったと言っていましたし。その人はちゃっかり国立に受かっていました(笑)これで、受験のチャンスが1つ増えるんですから一石二鳥じゃないですか。
●一般入試用の受験勉強とAO受験は両立できますか?(匿名希望さん)
 ほとんどの人が両立しています。一般入試用の受験勉強をしながら、AO受験の準備をしています。
 特にSFCのAOは比較的早いため、夏休みを利用してAOの準備をすることができ、受験勉強と両立しやすいと思います。ただ、周りには受験一本で行く人がいる場合、精神的に焦ったりしないようにすることが大切だと思います。
「Welcome CLIP」では、引き続き皆さんからの質問をお待ちしています。宛先はこちらまで[email protected]
【お詫びと訂正】
記事中に登場する受験生は、全て架空の人物でありますが、2006年6月16日通巻208号配信時には、その旨を明記せずに掲載しておりました。同企画は初回のため、編集部で記事内容を企画し、創作したものです。お詫びの上訂正いたします。