2日(月)、2007年4月入学AO入試1期の合格発表が行われた。2期の出願受付は23日(月)から始まる。第8週となった今回の「Welcome CLIP」では、実際のAO入試合格者2人に、1次選考での書類について具体的に聞いた。


<回答者>
磯田岳洋(環境情報学部06年度4月入学・A方式1期)
北野華子(環境情報学部06年度4月入学・A方式1期)
SFCをどうやって知りましたか?
磯田:義塾の志木高校の知人からSFCについて聞いたのがきっかけ。
北野:仕事がIT系である父の奨め。小学校の時の先生の奨め。
SFCを選んだ理由は?
磯田:普通入試とAO入試、さらに9月入学など入学の機会が多いところが興味深かった。
北野:分野にとらわれず学べる点が魅力的であったから。
AO入試を選んだ理由は?
磯田:偏差値だけでなく、その人の全体を評価するAO入試の趣旨に賛同したから。
北野:普通入試よりAO入試の方が自分に適していた。
AO入試の準備をいつ頃から始めましたか?
磯田:願書を6月中に取り寄せ、内容をよーく練って7月の終わりに書き出した。
北野:資料の発売が始まった直後から。
Welcome CLIPのような、Web上にある合格者の情報を探しましたか?
磯田:探しまくった。しかし具体的な参考というよりは、不安を解消したくて過去の合格者に関する情報を求めていた。
北野:全くしていない。
普通入試との両立は?
磯田:95%AOに掛けていた。
北野:100%AOに掛けていた。
志望理由書の内容は何ですか?
磯田:「Wearable Ubiquitousの研究」
北野:「おもちゃ箱の病院」
「3年前の自分と比較しての知的成長」の欄には何を書きましたか?
磯田:アメリカ留学を経て、多文化の認識・尊重をする姿勢が身に付いた。
北野:何かをする時に、いろいろなことを学んでから、するように心掛ける。
「問題視している社会的な問題は? 貴方はそれに何をしてきた・している・する予定か? 」という欄には何を書きましたか?
磯田:デジタルデバイドについて、情報技術の操作性を簡単にして対応すべきと書いた。
北野:Informed Consentついて、知る権利の尊重するためにも、子供に説明をしっかりするべきと述べた。
「3つの自分に影響を与えたMedia(本、人、社会的事象、技術など)」の欄には何を書きましたか?
磯田:
(1)「iモード事件」松永 真理…文系の作者がiモードを発案するに至った発想が素晴らしい。
(2)「火垂るの墓」高畑勲…戦争の悲惨さを後世に伝える大切な作品。
(3)「天才アラーキー写真ノ方法」荒木経惟…自分の好きな写真について。
北野:
(1)The Internet
(2)仕掛け絵本
(3)海外製の塗り絵の本(子供向けの病院の紹介)
「自分の全体像」の白紙部分には何を書きましたか?
磯田:10年後に今を振り返るという視点で雑誌を書いた。
北野:自分が考えるおもちゃ箱のような病院の設計図。
「将来的な進路はどう計画しているか」という旨の欄には何を記しましたか?
磯田:起業して成功しているだろう、と書いた。
北野:ボランティアで手伝っている病院で研究したい、と記した。
達成・記録・活動・留学・資格などは?
磯田:アメリカ留学(Harvardを訪れる)、写真撮影の活動で県大会優勝、全国大会出場。
北野:ICF全国HomePageContestで3回入賞。Presentation全国大会最優秀賞。カレンダーを作って販売し、売り上げを国立成育医療センターに寄付するなどの、ボランティア活動。
2通の評価書(いわゆる推薦書)は誰に書いてもらいましたか?
磯田:中学時代の美術の先生、知り合いの経営コンサルタントに。
北野:入院していた時の養護学校の先生、ボランティアで手伝っている子供病院の先生に。
添付資料は量としてはどのくらいになりましたか?
磯田:少ない。CD-ROMに自分が運営していたWebPageを入れた。
北野:約4cm(120枚くらいの紙)。
次週は、面接編。