■活動内容

湘南台お化け屋敷は、小学校舎を舞台にした特大お化け屋敷!理科室から図工室、長い廊下も下駄箱も大胆不敵に大改造!大学生、中高生が一緒に企画・制作し、そのお客は500人ほどの児童たち。怖さのあまり鼻血を出す少女あり! しかし、恐怖だけではなく、友情の呪文、巨大な仕掛け扉、ラスボス付のアトラクションお化け屋敷で、児童は仲間と共に大冒険。心に残る夏の思い出を作っています。


 みんなで楽しいことがやりたい。子供から大人まで、湘南台の一人一人に活躍してほしい。そんな思いを胸に、毎年8月、湘南台小学校や同PTA、地域住民の協力を得てイベントを実施しています。06年のテーマは「夏をつくろう。」大学生から中学校まで幅広い年代が集まり、それぞれの特技や性格を活かしてお化け屋敷を製作しました。スポチャンサークル「チーム風」の参加や、PTAの屋台もあり、本当に楽しい夏がつくれました。

■中高生の活躍
 毎年SFCの特教がいっぱいになるくらいのダンボールを使っています。で、そのダンボールが大好きな子がいて、運搬から窓ふさぎまで意気揚々とやっています。知識ではなく、現場の知恵を持っていて、板ダン、巻きダンなど数種類を上手に組み合わせ、強度あり、かつテープ使わず低予算を実現してくれます。会場作りは高校生の彼がリーダーです。
 美術が得意な子もいるし、中学生だけどまとめ役の子もいたし(後に生徒会副会長になりました)、当然、特技のない子もいます。その子自身それを自覚していて、いつも何したらいいですか?と尋ねては、教室掃除や他の子のサポートを一生懸命やってくれました。生きる力や地域教育などでは中高生の企画・運営参加が指針に揚げられていますが、お化け屋敷では、中高生はイベント実施の当事者として活躍しています。


■湘南台ビジョン
 イベントのクライマックスはなんといってもお化け屋敷当日で、スタッフは暗闇の中、子どもたちの悲鳴に乱舞しています。まさにお祭りです。何日間も汗水たらして作業して、その結果できあがったものを、大勢の子どもたちが心から味わってくれるから、問答無用でものすごく楽しいです。将来像としては、今までお化け屋敷に関わってきた子たちが、この楽しさを、今度は自分たちのやり方で実現してくれたらと思っています。(文章:湘南台お化け屋敷 梶原利允)