■地域協力者会議とは?
 今週は地域協力者会議を紹介します。この会議は、地域のネットワークを活かして、地域交流事業などを行なっています。


少し詳しく説明しましょう。—————————
 週休5日制・ゆとり教育を背景に、学校だけでなく、学校・家庭・地域社会がそれぞれの特徴を活かしたゆとりとふれあいの教育環境の充実を目指し、平成16年に、藤沢市19中学校地区に15の地域協力者会議を組織しています。(湘南台地区はそのモデル事業として平成11年度よりスタート。)
組織のメンバーは、小・中・養護・高校などの学校長もしくは教員、PTA代表や保護者代表、青少年関係諸団体、地域団体、自治会などの地域住民代表などで構成されます。
湘南台地区は、家庭、学校、地域諸団体のネットワークを構築し、児童・生徒の健やかな成長を支援するという目的のもと、会議参加団体の活動支援や各団体参加のイベント実施などを行っています。

■大学生との関係
 大学生が地域で実施したい企画を、地域協力者会議にてプレゼンし、賛成票が2/3以上なら、後方支援をするという制度を考案しているそうです。
 
 その試みの一歩として、6月末に、湘南台お化け屋敷の学生が企画を提案するそうです。将来的に、この制度が上手く導入され、多くの学生に活用されると面白くなりそうですね。

■ネットワーク
 ある団体が登下校の見回りをしている横で、別年代の団体が知らずにパトロールしている。会議ができる前は、そんなこともあったそうです。各団体がお互いの情報を交換し、さらには、互いに協力・コラボレーションできるように、ネットワークをつくって、団体をコーディネートすることが意義のひとつだそうです。
 湘南台のイベントをよく見てみると、商店街の納涼祭に、高校のダンス部の生徒が参加したり、湘南台ファンタジアのパレードにペルーのダンサーが参加したりとコラボレーションの姿がうかがえます。

とりわけ大きなコラボレーションとして、小学校のエアロビックスクラブやママさんコーラス、高校生と地域住民のコラボレーションバンド、SFCのダンスサークルなどが出場した音楽イベント、フェスタトライアングルの実施があります。
 ネットワークを形だけ作るのではなく、存分に活用しているようです。(梶原 利允)