2日(金)、義塾保健管理センターより感染症への注意勧告が出されました。湘南藤沢分室でも百日咳や風疹の感染が確認されており、はしかに限らず注意が必要になっています。予防も大切ですが、拡大を防ぐためにも感染した際には適切な行動を心がけましょう。


 特に注意すべき感染症は、学校保健法により登校禁止になる麻疹(はしか)、風疹、おたふく風邪、水痘(みずぼうそう)、百日咳、インフルエンザです。麻疹は昨年、休講措置をとった大学も多く記憶に新しいと思います。今年も既に感染報告が出ています。予防にはワクチンの接種が有効ですが、1回では確実とは言えず、また終生免疫を獲得できるわけでもないという点に注意が必要です。
 風疹の症状は発疹と微熱で、それ自体は軽いのですが、妊婦が感染すると胎児に影響を与える危険がある点を注意しなければいけません。特に予防接種法改正の関係で、1979年4月2日-1987年10月1日生まれの人はワクチンの接種率が低くなっています。
 2008年は百日咳の感染数が増加しており、今後も拡大する可能性があります。子供の頃にワクチン接種を受けていても、大人になってから感染することもありますので注意してください。周りの人に感染させないためにも、咳が出るときはマスクを着用しましょう。
 感染症の診断を受けた場合は、所属地区の保健管理センターに「電話」で連絡してください。学校保健法の規定する感染症の場合は登校禁止になるため、登校する際には就学許可が必要です。