5月14日(木)、義塾保健管理センターより感染症への注意勧告が出された。水疱瘡の他にも全国で麻疹やインフルエンザの感染が報道されているので、感染症には十分注意しよう。


 感染症については、疑わしい症状が出た場合、早めに医療機関で診断してもらおう。また、感染した場合は、学校保健法により登校禁止となる。登校する際には主治医に記入してもらった感染症登校許可証明書を保健管理センターまで持参する必要がある。
 水疱瘡(みずぼうそう)は幼児、学童に多い伝染病。潜伏期間は10-20日で、発熱、食欲不振、倦怠感などを前駆症状として発病する。症状は、40度の熱が4-5日続き、体全身に水を持った発疹が現れるが、大部分は容易に治癒する。しかし、伝染力が強く、6月頃に小流行することが多いので今の季節は注意が必要だ。また、成人が感染した場合は、重症に陥る事が多く、肺炎などを合併する危険性もある。
 水疱瘡予防にはワクチンの接種が一番有効で、医療機関での接種が可能。もしも水疱瘡感染者と接触してしまった場合でも3日以内ならワクチンでの対応が可能。その他には、手洗い、うがいの励行や十分な栄養と睡眠をとるなど、通常の風邪と同様の方法での予防が可能である。