SFCの名物でもあるAO入試。SFC CLIP編集部の1年生のうち、3人はAO入試を突破し入学を果たした。彼らはどうやってこの関門をパスしたのか。今回は受験時の体験を座談会の形式で語り合う。


 今回お届けする座談会では、SFC CLIP編集部員の滑川、清水、柏木がそれぞれのAO入試を語っていく。
■座談会出席メンバー
1期A方式 環境情報学部:滑川弘樹(私立日生学園第一高等学校出身)
1期A方式 環境情報学部:清水玲那(私立公文国際学園出身)
1期C方式 環境情報学部:柏木裕希(県立小田原高等学校出身)/進行役

座談会の様子

まずは志望動機をお聞かせください。

滑川:高校で放送部に所属していて、大学でもドキュメンタリーの制作をやりたいと思ったので。ドキュメンタリーについて学べるところは少ないんです。SFCか専門学校、という感じでした。

清水:私は編集者になりたかったので、メディア関連の授業を受けられる大学ということでSFCを選びました。

柏木:私はスポーツビジネスをやりたいと思ってSFCを志望しました。大学でスポーツビジネスだけをやっていたら駄目だと思って、パソコンを使った授業もあるSFCにしよう、と。あとは昔、湘南台に住んでいたので(笑)。今小田原に住んでますが、東京の大学だと遠いなあ、という考えもありました。

AO入試の受験を考え始めた時期や、一次試験用の提出物にかけた時間を教えてください。

滑川:僕がAO入試を受けようと考え始めたのが高校2年の冬で、具体的に書き始めたのは3年の8月くらいからでした。

柏木:結構遅めなんだ。

清水:え、そのくらいの人の方が多いんじゃないかな。

滑川:そうだよね。それに僕は寮に住んでいて24時間書類を書ける状態だったので、書き始めたらAO願書漬けでした。

清水:私は部活を確実にやっていけば大丈夫だと思っていたので部活を必死にやってました。志望理由書を国語の先生とか顧問の先生に見て頂きたかったので、具体的には7月下旬書き始めたのですが、後は8月から一気にがーっと書きました。

柏木:私はC方式だったんですが、中学3年の冬に受賞した日本学生科学がC方式の対象に入って優遇されると知ってからAOを考え始めて、高校2年の冬から受験校を絞った時にSFCか国立の2択になりました。それで、AO入試は早いからAOに落ちたら国立も頑張ろう! という感じでした。

滑川:C方式だと志望理由書がどうであれ受かるんじゃないの?

柏木:Cでも落ちてる人がデータ的にいたから7 月くらいからそれなりに本気でやったよ。某予備校の志望理由書講座とかにも行ったし。

自由記述スペースはどう使いましたか?

滑川:自分の載った新聞記事を貼り付けて、それの補足説明を書きました。

清水:自分で描いた。画を使って。自分の考えたものを伝えたかった。自分で表現できる。

柏木:C方式では書かないんだよね。やっぱり志望理由書の補足的な感じですね。

2 次でプレゼンはしましたか?

滑川:してません。インタビューとか放送部でやってきたから、インタビュー形式の方が自分の流れをつかめると思った。

清水:プレゼンやりました。パワーポイントみたいのを紙でやりたかったので、クリアシートに書き込んだ。画用紙サイズで。

柏木:プレゼンで自分の流れを作りたいと思っていたので、必須的な感じでやった。プレゼンに関しては前から準備していましたね。あとは、プレゼン中にギャグを入れたら、スベったものの効果的だったな。

面接はどうでしたか?

滑川:けっこう圧迫でしたね。「ここじゃなくてもいいんじゃない? 」的なことを聞かれました。

清水:こっちは和やかでしたよ。

柏木:10室くらいあって、それぞれ違うよね。

これから受ける人たちへ一言

滑川:客観性も必要だけど、情熱も必要。その2つのバランスが大事。絶対無理、とか自信のない人は受けない方がいいかも。

清水:日ごろから頑張っていれば良いと思う。勉強以外に夢中になれるものを探そう。

柏木:なにか1つのものを追及すると良いかも。時間をかければ受かる可能性も高くなると思います。