前回はFacebookの紹介とアカウントの作成方法について説明しました。今回は主要なページの説明と、グループとファンページの違いについて簡単に説明します。

1. ニュースフィード

右上の「ホーム」ボタンを押すとニュースフィードと書かれたページが表示されます。これはTwitterでいうタイムラインにあたる情報が表示されるページです。ニュースフィードでは、さらに「最新情報」と「ハイライト」の2つに分かれます。
最新情報:友達や参加しているグループ、ファンページの更新情報がすべて時系列で表示されます。
ハイライト:コメント数や友達との関係性に基づいて、Facebookがオススメする情報が表示されます。友達の数が多すぎて全部の更新情報が見られないときは、ハイライトにすることで、友達の間で盛り上がっている情報を逃さずに見ることができます。

2.プロフィール

右上の「ホーム」の隣りにある「プロフィール」ボタンを押すと、自分のプロフィール情報や自分の投稿情報、更新情報が表示されます。プロフィールや投稿・更新情報の表示は、右上の「アカウント」ボタンにある「プライバシー設定」のページで公開範囲を決めることができます。

3. グループ

グループはmixiでいうコミュニティのような機能です。グループページは公開範囲を3段階で設定することができます。
公開:Facebookユーザーなら誰でも、そのコミュニティの参加メンバーやコンテンツを閲覧することができます。
非公開:Facebookユーザーなら誰でも、そのコミュニティの参加メンバーを閲覧することができますが、コンテンツを見ることはできません。
秘密:コミュニティの参加メンバーもコンテンツも非公開になり、すべて参加メンバーしか閲覧できません。グループの説明も非公開になります。
 グループの特徴として、グループ専用のメーリングリストを作ることができたり、オンラインのグループメンバーでまとめてチャットをすることができたりします。メンバーの追加は「友達」登録されているユーザーからしかできません。またグループに「友達」を追加する際は、相手の承認なしで自動的に追加されてしまうので、事前に追加することを伝えておくと「勝手に追加された」と思われずに済みます。

4. ファンページ

Facebookで最も注目されているのがファンページです。これはグループと違って誰でも閲覧することが可能です。誰でもというのは、Facebookユーザーのみならず、Facebookのアカウントを持っていないネットユーザーも含めての誰でもです。
 ファンページの作成は無料で、作るのも簡単。ページそのものは30秒で出来ますし、基本的な情報を入れれば5分でそれなりのページが出来あがります。ビジネス利用でも無料でできるため、英語圏ではStarbucksGAPがこれを活用し、1000万人以上のファンを集めています。日本でも利用が始まっており、UNIQLO無印良品アイティメディアが1万人以上のファンを集めています。
ファンページを作成
■グループとファンページの違い
 最後に、グループとファンページの使い分けについて、サークルでの利用例を挙げながら、説明したいと思います。
 ホームページを持っているサークルは多いと思いますが、公演情報やサークル紹介が載った誰でも見られるページと、サークルのメンバーだけが入れるパスワード認証が必要なページに分けているサイトをよく見かけます。まさにそれがグループとファンページの違いで、前者がファンページ、後者がグループにあたります。
 サークルで使う場合はイベント機能が重宝すると思います。練習やMTG、飲み会の出欠はメーリングリストやmixi、最近だとTwitterを使っていると思いますが、一覧性がなく、ニックネームだけだと誰だかわかりにくかったり、出欠の更新が遅かったりするのではないでしょうか。その点、Facebookなら実名制なのでメンバーの管理がしやすく、出欠を報告してない人にだけ催促のメールを送ったり、参加表明している人だけに追加情報、リマインド連絡をすることが簡単にできます。
 ファンページは誰でも見ることができるので、サークルで使う場合はメンバーの募集、特に新歓用に使うのがいいと思います。Facebookの面白いところは簡単にターゲティング広告が出せるところで、hogehogeの経験者だけに広告を出したり、SFCの新入生だけ、SFCに限らず幅広くhogehogeに興味のある新入生だけといった使い方ができます(広告については別の回で改めて紹介します)。新入生がみんなFacebookを使うようになれば、新歓の様子もかなり変わってくるかもしれませんね。
 次回は実際にファンページを作成しながら、ファンページの機能について紹介していきます。