Twitter社による弊部サイトへのアクセス制限について
概要
SFC CLIP編集部(以下、弊部)では、少なくとも2020年4月24日より、Twitter社はTwitterからsfcclip.netドメインとそのサブドメインのサイトにアクセスする際に「安全ではない可能性」があるとする警告を発することなどを確認しています。本件についての弊部での対応等についてご説明するとともに、Twitter Japan株式会社(以下、Twitter社)に対し早急な解除対応を行うことを要請します。
確認された事実
少なくとも2020年4月24日時点から現在において、以下の4点を確認しています。
- Twitterでsfcclip.net及びそのサブドメインを含む文字列が投稿できなくなっていること。
- Twitter内のリンクから訪問しようとしたユーザに対し「警告: このリンクは安全ではない可能性があります」とし、以下の行為を行っている可能性を示していること。
- パスワードやその他の個人情報を盗む
- 悪意のあるソフトウェアをインストールする
- スパム目的で個人情報を収集する
- Twitterの利用規約に違反しているとみなされる
- 2020年4月24日に「スパムを報告 Twitterがスパムと判断したため、リンクをツイートできません。」よりTwitter Supportあてに問い合わせを行ったところ、自動返信メールが帰ってきたが、それ以降1週間が経過しても状況に変化が見られないこと。
- 一連の事象について、自動返信メールを除き、Twitter社から一切の説明が行われていないこと。
弊部の見解
まず、上記2に挙げられる行為について、弊部では一切行っておりません。その上で、上記1に示すようなリンクの投稿をブロックすることは弊部サイトに掲載する情報の流通を妨げる行為であり、弊部サイトに固有に存在する情報を読者が閲覧することを制限しています。また、上記2に示すように、これらの警告をユーザに表示することはユーザを萎縮させ、弊部サイトへの訪問を諦めさせようとする行為です。これらは到底認められるものではありません。
ユーザの安全確保のため、悪意のあるサイトに対し、サービス提供者が最低限の技術的安全策をとることについては異論の余地はございませんが、その考えを濫用し適用範囲を無秩序に拡大することは、サービス及びコミュニティ内での言論の自由を制限する行為です。
さらに、現在のところ一連の措置についてTwitter社から編集部に対し一切説明されておらず、事前の通告も一切なしに実行されたことは遺憾です。
また、Twitter社は上記2で「Twitterの利用規約に違反しているとみなされる」としていますが、弊部サイトはTwitter社の管理下にあるサイトではなく、Twitterの利用規約が適用される根拠は認めらません。
よって、Twitter社には一連の措置を速やかに停止することを要望します。
これまでの弊部の対応
2020年4月24日
本件を確認したため、同日Twitter Supportにフォームを通じ本件に不服を提言。
2020年5月4日
説明や対応開始の通知を含めた一切の対応が見られないため、本声明を掲載。
これからの対応について
編集部で準備が整い次第、Twitter社法務部宛に本声明の内容を含む要望書を電子内容証明郵便にて発送し、速やかな対応を厳格に求めます。
今後何らかの対応がなされるまでの間、読者の皆さまが弊部の情報を広く共有できないことはコミュニティとしての情報流通上の危機であると考え、一時的に別ドメインでのサイト展開など柔軟な対応を検討してまいります。
ただし、弊部は非営利で運営する学生団体であり、予算や取れる対応も限られてくることをご承知おきください。