平素はSFC CLIPの記事をご愛読くださりありがとうございます。編集長より、弊部と山田健太第5代塾生代表との関わりについてご報告します。

(2021年1月30日編集部注: 記事内の日付が誤っていたため、修正しました。)

先日発表したとおり、山田氏は弊部在籍中の2020年12月に2021年度塾生代表選挙への立候補を表明し、それにあわせ弊部は必要な対応を実施しました。その後、山田氏が当選し塾生代表予定者となったことから、部内で今後必要となる措置について検討し、山田氏と複数回オンラインで協議を行いました。

その結果、塾生代表就任前日である1月23日に以下の3点について弊部及び山田氏との間で合意しました。

合意事項

  1. 山田氏は、2021年1月23日をもって編集部から除籍されることとし、塾生代表任期中は復部しない。なお、塾生代表退任後の復部は妨げない。
  2. 前項にかかる権限処理・物品管理等必要な手続きは、感染症流行の情勢を鑑みた上で可及的速やかに行う。
  3. 編集部は本件のてん末を事実に基づいて公表する。

なお、2点目について、各種権限処理(部内システム等へのアクセス停止)は既に完了しています。

弊部の見解と措置の実施理由

SFC CLIPは、慶應義塾及びSFCに関する情報を、事実に基づいて有志の学生が独立して発信するニュースサイトです。

選挙など民主的活動には知る権利の担保が不可欠であり、常にあらゆる権力の監視役として知る権利に奉仕することは、民主主義社会において報道機関が果たす重要な役割の一つです。このためには、報道機関はあらゆる勢力からの独立を維持し、常に公平・公正な立場から報道しなければなりません。

弊部は大学サークル(未公認団体)の立場ではありますが、報道機関の役割・権利・自由・責任を十分に考慮し活動しています。

部内での協議では、新聞倫理綱領を主軸とするこの見解を確認し、部内に塾生代表が在籍することはこれに反すると結論づけました。山田氏と複数回行った協議では、この見解のほか、山田氏の個人的な事情も勘案し、上記3点の合意に至りました。

今後について

弊部では上記の見解に基づき、山田氏が塾生代表として行う施策や全塾協議会の活動について弊部が報じる際は、独立した立場として、公平・公正に、多角的な視点から報道します。これは、サークルや授業・研究会、大学の動き、学生個人の活動など、今まで弊部が報道してきた他の話題と同様です。

編集部では、SFC CLIPが今後も信頼されるコミュニティメディアであり続けるため、編集部の透明性確保の観点よりこの発表を行いました。今後もSFC CLIPをご愛読のほどよろしくお願いいたします。