慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センターは、我が国のサイバーセキュリティ分野の発展を目指し、国際的なCapture The Flg (CTF) のイベントである C2C CTF (Country-to-Country CTF) の2023年度大会への参加をお願いすることをご案内いたします。

C2C CTF 2023年度大会は慶應義塾大学がホスト校となり、2023 年 7 月 31 日から 8 月 4 日の 5 日間にわたって、世界から 60 名以上を慶應義塾大学日吉キャンパスに集め、対面形式による開催を予定しています。 C2C CTF 2023年度大会において私たちが最も重視することは、我が国を中心にサイバーセキュリティ分野に興味を持つ優秀な学生たちの参加を促すことです。

私たちは、未来を担う若者たちが、自らの手で国際性豊かなコミュニティを形成するとともにサイバーセキュリティ分野の技術を修練・切磋琢磨し、ひいてはサイバーセキュリティ分野の技術水準を発展させていくことを目指しています。 私たちは、C2C CTFの2023年度大会の開催を通して、喫緊の課題としてある我が国のサイバーセキュリティ対策の底上げにも寄与すると考えています。倫理性を備えたサイバーセキュリティ分野の技術に精通した人材の育成に寄与することを通して、我が国におけるサイバーセキュリティ分野へのアウェアネス向上と脅威行為者に対する自律的な防御能力を向上させていくことを目指します。

参加するメリット

本イベントでは世界各国の情報工学、特にサイバーセキュリティを専攻する優秀な学生が来日し、一緒に様々な国籍の人が集まったチーム対抗戦でCTFを解いたり観光を通じて交流することができます。本イベントに参加いただければ、国際的な学生間のサイバーセキュリティコミュニティを広げることができます。また、優秀なチームないし個人には賞金があり、例として1位のチームには 5000 ドルの賞金 が予定されています。

参加費用

申込に関して費用は基本的には発生しません。イベント期間中の宿泊費、食費、日吉キャンパスまでの旅費は全てホスト校である慶應が負担します。

C2C CTF の歴史

2020年から五ヵ年計画で始まったCountry to Country(C2C) CTFは2020年度に英国ロンドン大学ロイヤルホロウェイ、2021年度にイスラエルのイスラエル工科大学、2022年度に米国マサチューセッツ工科大学で成功裏に開催されました。2023年度は日本の慶應義塾大学が主催します。C2C CTFの歴史で初めての対面での開催となります。