善行雑学大学で第136回講座が行われます。テーマは『坂本龍馬の危機管理』です。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。


善行雑学大学
第136回講座のご案内
主催:善行雑学大学
後援:藤沢市教育委員会
日時:2010年9月19日(日)14:00-16:00
会場:善行公民館ホール
テーマ:『坂本龍馬の危機管理』
講 師:伊藤 一美氏 (葉山町文化財保護委員会会長、藤沢市文化財保護委員)
坂本龍馬が暗殺されずに明治まで生きていたら、とは歴史の禁句とも言える。しかし、今の社会は少し変っていたかも知れない。龍馬の行動を見ると、そう思えるのである。
第一に、人から学び、それを結び付けてより大きな考え方に展開できる力を持っていた。横井小楠や勝海舟から学びながら、彼らが実行できなかった藩国家体制から日本国家への歩みを加速させていった。それは西郷吉之助や桂小五郎が頼りにしていたことからも窺われる。 第二に、人を知り、人を見抜く力があった。彼の手紙には、沢山の人たちが登場し、その人の性格や行動の是非、そして忠告まで多様な内容を知ることができる。この人ならば信頼ができるということを姉乙女に忌憚なく伝えている。 第三に、人との出会い、付き合いに肩書きで付き合わないということだ。龍馬の手紙には肩書など付いていない。どんなに身分の高い人であっても平然として行動する。最も大切なことは、それを金科玉条のごとく続けて行こうとしない、クールな人間性を持っていたということであろう。 第四に、政治社会に必要な人を育て、彼らを組織に仕上げていく力を持っていた。亀山社中や海援隊など、決して自分がその中心には長くいなかった。 彼が一介の土佐藩士からどこにも属さない人となったことが、その後の日本国家を考えようとする若者を育て上げたとも言える。 こうした発想と行動力を学ぶことが、混迷する現代社会と日本国家には、今必要ではないのか。 龍馬の手紙から学びたいと思う。
お問合わせ先: 宮田英夫 TEL:0466-82-0517
※ 会員以外の一般の方は資料代他として400円が必要となります。

《次回 第137回講座のご案内》
日時:2010年10月17日(日)14:00-16:00
会場:善行公民館ホール
テーマ:『日本兵秘密尋問センターと太平洋戦争秘史』
講師:中田 整一氏 (元NHKプロデューサー)

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