今年度から情報技術の授業が大幅に改変された。これまでの情報技術の授業とはグループワークが加わったことなどの点で変更があり、情報技術を技術としてよりも手段として学ぶ環境に改変されてきた。


改革が行われた経緯について服部隆志環境情報学部助教授にお話を伺った。
今年から授業形態が変わりましたが、発案者は?
担当者会議で3年ほど前から議題があがっていました。
今年から変わることになったきっかけは?
3年間の議論から、いい加減に何とかしなければならないという雰囲気になり、SFCグランドデザインの折に話は上がったのですが、それが現在に至って実現されたと言う形ですね。
変える必要性は何だったのでしょうか?
SFCが出来たのが15年前、当時から情報技術の授業はあったのですが、コンピュータ自体が珍しいものだったので、大学でコンピュータを教えるにはごくごく基本的なことをする必要性がありました。今は基礎的な知識を持っている人が普通にいます。そのためコンピュータの使い方を教える意味がなくなってきました。情報技術がどのような影響を持っているか、どうやって使いこなすべきかを大学で学ばなければならないのです。
特にSFCは学生の幅が広く、個別の能力の差が激しかったので、一つの授業でやるのは難しくなりました。そこで情報技術を広く学びたい人と、深く学びたい人とで分ける必要が出てきたのです。