10月30日(金)・31日(土)、Idea to product (I2P) global competition 2009において、SFC生で構成されたチーム「antibacteria」がテクノロジーアントレプレナーシップ部門で1位を獲得した。


 チーム「antibacteria」のメンバーは松井智世さん(総3)、武谷洋至郎さん(環4)、深井瑛子さん(総3)、小島慶介さん(総1)の4人だ。
 同チームはハンドソープ製品の新しいコンセプトとして、「ウィルスの可視化」、「いつでもどこでも持ち運べる」、「ゴミにならず、水もいらない」、「手を洗っていて楽しい」、の4つを掲げ、ハンドソープ製品のビジネスプランを提案し、I2Pのテクノロジーアントレプレナーシップ部門で1位を獲得した。
 
 このビジネスプランは元々、KBC実行委員会によるビジネスコンテスト「The 2nd KBC Brand-New Challenge」において生まれたもので、特許も出願済み。現在事業化に向かって進んでいるそうだ。
 このハンドソープの製品の仕組みは、カプセル状の容器の中に着色したハンドソープが詰まっていて、そのカプセルを手のひらの圧力で壊すことによって中身のハンドソープが出てくるというもの。手のひらで圧力をかけることで壊れるカプセルと着色されたハンドソープは、どちらも単体では既に商品化されているが、その2点を合わせたことに新規性があるという。
 
 I2Pは技術を商業化することをテーマにスタートしたコンテスト。南米や欧州、アジアの各地域で開催され、高い評価を得ている。同チームは世界各国がコンテストに参加する中でもアジア唯一の参加チームだった。