善行雑学大学で第163回講座が行われます。テーマは『国際法から見た日本の国境問題と海洋権益』です。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。


・日時: 2012年12月23日(日) 14:00-16:00

・会場: 善行公民館ホール

・テーマ: 『国際法から見た日本の国境問題と海洋権益』

・講師: 志村 秀夫氏(元会社役員・善行雑学大学会員)



 世界の海底には、エネルギー資源、貴金属、希少金属などが埋蔵されており、資源の争奪戦が展開されています。わが国は陸地では資源に恵まれませんが、海に目を向けると海底に有望な鉱物資源が眠っていて資源大国の夢があります。日本が資源開発のできる排他的経済水域は、領海を含めると国土の約1.2倍、447平方kmで世界6番目と言われています。

 しかし、この中には北方領土など領土の係争海域や中国が国連海洋条約で"岩"と主張する沖ノ鳥島海域が含まれています。また、わが国と接するロシア、韓国、中国との国境画定や排他的経済水域の領海画定は出来ていません。

 これらは歴代政府のNo problem 外交、領土では問題先送りという無策によってもたらされたものですが、現状は危機的な状況であると言えます。特に中国が実力で奪取を狙う尖閣諸島は軍事衝突の危険性を高めています。

 本講座では、国連海洋法条約における排他的経済水域などの制度、東シナ海での中国との境界画定、沖ノ鳥島などの海洋主権問題、更に新たな動きを見せる北方領土、竹島及び尖閣諸島の領有権、国境問題を取り上げ、日本の取るべき対策を考えたいと思います。



・お問合わせ先

宮田英夫 TEL:0466-82-0517

※会員以外の一般の方は資料代他として400円が必要となります。

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《次回 第164回講座のご案内》

・日時: 2012年1月20日(日) 14:00-16:00

・会場: 善行公民館ホール

・テーマ: 『欧州の債務危機と日本の財政リスク』

・講師: 新飯田 宏氏(横浜国立大学名誉教授)

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