ORF2013初日最初のセッション「未来創造塾に私はこう参加する」。このセッションでは、2015年秋に開設予定の未来創造塾に対して、SFCの各教員が「私はこう参加する」という趣旨で考えを語った。


 

mirai6発表代表者の村林裕政策・メディア研究科教授






■パネリスト

・中澤仁環境情報学部准教授

・松川昌平環境情報学部専任講師

・秋山美紀環境情報学部准教授

・植原啓介環境情報学部准教授

・仰木裕嗣政策・メディア准教授

・藁谷郁美総合政策学部教授

・厳綱林環境情報学部教授

・渡辺光博政策・メディア教授

・黒田裕樹環境情報学部教授

・加藤文俊環境情報学部教授

・南政樹環境情報学部講師

・河添健総合政策学部長

・東海林裕子総合政策学部専任講師

・小川克彦環境情報学部教授

・森さち子総合政策学部准教授

・徳田英幸政策・メディア研究科委員長

・村井純環境情報学部長

 登壇したパネリストは総勢17名。ここでは、いくつかのスピーチをピックアップする。


■加藤文俊環境情報学部教授

 未来創造塾が出来上がってからの事も大切ですが、私は未来創造塾が出来上がるまで何をするかを意識しています。未来創造塾という建物は一夜にしてできあがるわけではないので、それまでの準備が大切になってきます。したがって、ハード面とソフト面、両方から取り組んでゆくことが肝要だと考えます。
 ソフト面について、具体的には3年前から高校生向けに「未来創造キャンプ」というワークショップ形式による体験型の模擬授業を行っています。未来創造塾のプロモーションにもなるし、暮らしながら勉強するとはどういうことなのか、体験的に学ぶこともできると思っています。

■南政樹環境情報学部講師

 未来創造塾は、卒業生がキャンパスに戻ってきた時に滞在することができる場として利用すれば、卒業生同士の繋がりを作る事ができると考えています。卒業生同士が繋がることによって、今まで欠けていた縦の繋がりを生むと考えています。
 最終的には未来創造塾を活用して、同窓会組織をSFCにおいても作りたいと思っています。学生、教員、卒業生を繋げて、究極の滞在型教育を実現したいです。

■河添健総合政策学部長

 SFCは20年前からネット環境を構築してきたキャンパスです。学生の生活をみても最先端を走ってきたと思います。しかし私は、これから先の事を考える際、ネット社会というレイヤーだけで捉えるのは少し浅いと思っています。20年経って、未来創造塾を立ち上げるからには、50年後でも最先端を走るようなカルチャーが生まれることを期待しています。

■村井純環境情報学部長

 SFCがキャンパスを都心から離して教育を始めた理念は、今までのことに囚われずに新しい視点で物事を考える必要があると考えたからです。未来創造塾では、今いる学生や、これからやってくる学生に対して、成長を促すことができるようにしたい。
 また、未来創造塾は、世界中の学生が集まってきちんと未来の事について学び、考えることができる場にもなります。その中で未来を作りあげてゆくのは、学生たちであると考えて、我々教員もそれぞれの分野でやるべき事をやっていきたいと思います。

mirai5未来創造塾建設委員会委員長の池田靖史政策・メディア教授


 それぞれの教員が未来創造塾について語った本セッション。未来創造塾は2015年秋開設予定とされているので、これからも注目してゆきたい。