12日、全塾協議会選挙管理局は、公式Webサイトで塾生代表再選挙・塾生議会選挙を告示した。全塾協議会選挙投票規則は、毎年4月第2週に塾生議会選挙を告示するよう定めており、塾生議会選挙はこの規定に基づいて実施され、塾生代表再選挙も併せて行われる。

新入生入学直後の選挙 投票は増えるか

塾生議会選挙は前回も4月に告示され、3名の立候補者が当選した。塾生議会制度は昨年新たに創設されたものであり、前回が初めての選挙だったことから、注目を集めやすかったといえる。今回の選挙で何名が立候補し、そのうち何名が当選するのか。全塾協議会の真価が問われる。

塾生代表再選挙は、不成立が続いている。全塾生における投票率10%以上という成立要件を2回連続で大きく下回っており、現在は第8代塾生代表の内田氏が職務を継続している。新入生が入学した直後の春学期に実施される塾生代表選挙は、過去を振り返っても投票率が高い傾向にある。どれだけ新入生に対してアプローチできるかという点も、今回の選挙の焦点になると考えられる。

塾生代表選挙における投票率の推移(全塾協議会公式Webサイト、Xなどをもとに、SFC CLIPが作成) 塾生代表選挙における投票率の推移(全塾協議会公式Webサイト、Xなどをもとに、SFC CLIPが作成)

前回の選挙では「強い塾生代表」を求める声多く

SFC CLIP編集部では、前回の塾生代表再選挙の際、SFC生に向けた出口調査を実施した。立候補者の公告を28日に控えるなか、塾生代表に何が求められているのか、出口調査の結果を振り返りつつ考える。

出口調査の概要

  • 回答の受付期間:2025年1月16日(木)~1月22日(水)
  • 回答の受付方法:Google フォーム
  • 回答の募集方法:SFC CLIPのSNSアカウントでの告知、SFCにおけるポスターの掲示
  • 回答総数:46件

出口調査と開票結果の比較

出口調査結果と開票結果の得票割合を比べてみる。岩田候補、内田候補、黒票候補の3名は開票結果よりも出口調査における割合が高く、岩切候補と奥村候補の両名は出口調査のほうが割合が低かった。

今回の塾生代表再選挙の出口調査結果と開票結果の比較
今回の塾生代表再選挙の出口調査結果と開票結果の比較

各候補に投票した理由に着目すると、内田候補「長く安定政権を築いた山田健太前塾生代表の方向性を引き継いでくれると感じたため」「現職であり、無難にこなしてくれると考えたから」、黒票候補「交渉に言及したから」など、安定感をもって組織運営に当たる強い塾生代表を求める声が目立った。昨年6月まで長期にわたり塾生代表を務めた山田健太氏の影響が色濃く残るなか、同氏のように交渉力と安定感を兼ね備えた「強い塾生代表」が求められていると考えられる。白票を投じた理由として「大学との交渉力がある人がいると思えなかったため」という理由を挙げた回答者がいたことも、この可能性を示すものといえる。

塾生代表選挙が2回連続で不成立となった事実をふまえると、これまでの立候補者は塾生のための政策を強力に推進できるとは評価されなかった可能性が高い。交渉力や安定感のある「強い塾生代表」としての像を有権者に想起させることができるかという点は、今回の選挙においても重要だろう。

立候補者公告は28日に

今回の選挙は、塾生代表再選挙・塾生議会選挙が同一の日程で実施され、いずれも28日に立候補者が公告される。塾生代表再選挙は1つの枠を、塾生議会選挙は5つの議席を争う。塾生議会選挙については、定数の5名を超える立候補があるのかについても注目される。

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