【選挙特集 第2弾】山田健太前塾生代表が解説 学生自治に関するアンケート結果公表
SFC CLIP編集部では、13日(水)から投票期間が始まった、塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙に合わせて選挙特集企画を実施している。【選挙特集 第1弾】では、今回の塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙について解説した。
第2弾の本記事では、SFC生を対象にCNSメールとX(旧Twitter)をそれぞれ用いて行った学生自治に関するアンケート調査の結果を公表するとともに、その結果について前塾生代表の山田健太氏に解説を依頼した。アンケート結果や山田氏の解説から、学生自治の現状や課題が明らかになった。
アンケート調査方法
CNSメールで無作為にGoogleフォームのアンケートを送付する方法とXのアンケート機能を用いる方法の2種類の方法でアンケート調査を行った。
CNSメールを用いた調査
| 調査対象者 | 無作為に選んだ2021年春入学から2024年秋入学までの総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部の学部生500人 |
|---|---|
| 回答者数 | 15人 |
| 調査期間 | 11/5-11/10 |
X(旧Twitter)を用いた調査
| 回答数 | 32票-65票(質問により異なる) |
|---|---|
| 調査期間 | 11/9-11/10 |
アンケート結果
CNSメールを用いた調査とXを用いた調査それぞれの質問項目ごとのアンケート結果を以下にまとめる。
今回の塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙の世論調査
現在実施されている塾生代表選挙において、あなたはどの候補に投票しますか?(Xを用いて調査)
【アンケートご協力のお願い】
— SFC CLIP (@sfcclip) November 9, 2024
SFC CLIPでは、全塾協議会の塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙に合わせて、アンケートを行っております。
アンケートはスレッドに続きます。
[質問1/5]
現在実施されている塾生代表選挙において、あなたはどの候補に投票しますか?
約半数を「投票しない」が占める結果となった。「白票」と「投票しない」を合わせると7割弱に達することから、特定の候補者を支持しない人が多いことがうかがえる。
現在実施されている塾生議会補欠選挙において、あなたはどの候補に投票しますか?(Xを用いて調査)
[質問2/5]
— SFC CLIP (@sfcclip) November 9, 2024
現在実施されている塾生議会補欠選挙において、あなたはどの候補に投票しますか?
こちらも約半数を「投票しない」が占める結果となった。
全塾協議会の活動の規模について
「全塾協議会」の活動の規模について、あなたの考えはどちらに近いですか?(Xを用いて調査)
[質問3/5]
— SFC CLIP (@sfcclip) November 9, 2024
「全塾協議会」の活動の規模について、あなたの考えはどちらに近いですか?
全塾協議会の積極的な規模拡大を望む声と活動規模の縮小を求める声が拮抗している。
全塾協議会新歓実行委員会の実施する新歓について、あなたの考えはどちらに近いですか。(CNSメールを用いて調査)
全塾協議会新歓実行委員会の実施する新歓についてのアンケート結果
一方、新歓に目を向けると、活動規模の縮小を求める声はまったくなく、「規模を拡大するべきだ」と「どちらともいえない」を合わせると8割ほどになる。
自治会費について、あなたの考えはどちらに近いですか。(CNSメールを用いて調査)
自治会費を値上げし、全塾協議会の事業の拡大を望む人が約半数に及んだ。2つ上の全塾協議会の活動規模について聞いた質問では、規模拡大を望む声と活動規模の縮小を求める声が拮抗していた一方で、自治会費の値上げについては肯定的な意見が多いという結果になった。
全塾協議会の活動の方針について
「全塾協議会」からの支援として、あなたがより重視するものはどちらですか?(Xを用いて調査)
[質問4/5]
— SFC CLIP (@sfcclip) November 9, 2024
「全塾協議会」からの支援として、あなたがより重視するものはどちらですか?
新歓や学園祭などの機会的な支援よりも、部室の提供や備品の貸与といったインフラ的支援の方が求められていることがうかがえる。
あなたは「全塾協議会」の支援において、どのような形を望みますか?(Xを用いて調査)
[質問5/5]
— SFC CLIP (@sfcclip) November 9, 2024
あなたは「全塾協議会」の支援において、どのような形を望みますか?
サークル等の団体への支援を求める声が最多で、学生個人への支援を求める声と比較すると2倍程度の差をつけている。
全塾協議会の活動について、あなたはどちらの考えに近いですか?(CNSメールを用いて調査)
Xでの調査とは対照的に、所属団体(サークル等)の支援よりも塾生全体への支援を望む声が多かった。
次のうち、あなたが全塾協議会に期待することは何ですか(3つまで、順位をつけてください)(CNSメールを用いて調査)
多くの項目が拮抗するなかで、「就活支援」や「慶早戦の活性化」を求める声が少ない。特に多かった項目は、「学園祭(七夕祭含む)の活性化」「塾生の意見の集約」であった。
SFCを中心に活動する全塾協議会の所属団体について
SFCを中心に活動する全塾協議会の所属団体、「湘南学祭実行委員会」「湘南自治会」についてそれぞれ認知度を聞いた。
あなたは「湘南学祭実行委員会」についてどの程度知っていますか。(CNSメールを用いて調査)
あなたは「湘南自治会」についてどの程度知っていますか。(CNSメールを用いて調査)
湘南学祭実行委員会・湘南自治会ともに、活動内容まで認知している人は半数弱だった。
前塾生代表の山田健太氏による解説
今回の塾生代表選挙「各候補が自らの差別化に成功していない」
—— 今回の塾生代表選挙の見どころ・焦点などは何だと思いますか?
事前の情勢調査から、現職が新人を追うという、珍しい構図が見えてきました。また、各候補が自らの差別化に成功しておらず、有権者(塾生)の投票意欲を下げている可能性が示唆されます。これは候補者が王道路線を選択し、過激な立場を取る候補者がいないことが影響しているかもしれません。過去には、過激な候補が登場すると、それを回避するために戦略的な投票行動が見られたこともありました。
また、今回の選挙は成立に必要な有効投票数に届かない可能性があります。その中で、予測どおりの順位で不成立となった場合、2位候補である現職の内田氏が塾生代表を継続するという、史上初の異例の体制が生まれることになります。この場合、大学当局との交渉や運営に大きな影響を与える可能性があり、有権者(塾生)がそれを踏まえてどう投票するかが注目されます。
今回の塾生議会補欠選挙「塾生議会自体の価値が問われる」
—— 今回の塾生議会補欠選挙の見どころ・焦点などは何だと思いますか?
有権者(塾生)の1%の票が獲得できれば当選し、獲得できなければ落選、さらに塾生議会の開催要件(*)を満たせない可能性もある、重要な選挙です。塾生議会が発足して半年が経過した今、この選挙は塾生議会自体の価値が問われる機会でもあります。候補者の公約だけでなく、塾生が塾生議会の開催を必要と考えるかどうかが、大きな焦点になるでしょう。
(*)塾生議会の開催には塾生議員の定員5人のうち過半数(3人以上)の出席が必要。現在、塾生議員は2人であるため、坂本氏が当選しなければ、塾生議会の開催ができなくなる。
全塾協議会の活動の規模について「規模拡大は一定程度の理解が得られる」
—— 自治会費や新歓の規模についての質問の回答をふまえて、今後の全塾協議会の活動の規模についてどう考えますか?
アンケート結果から、全塾協議会や所属団体が提供する行事について、多くの塾生がその継続または規模の拡大を望んでいることが明らかになりました。このため、現行の方針で活動規模を拡大していくことについては、一定の理解が得られると考えられます。
全塾協議会に求められていること「多くの塾生が参加や利用する事業の拡大が求められている」
—— 全塾協議会に期待することなどのアンケート結果をふまえて、全塾協議会の活動の方向性についてどのようなものが求められていると考えますか?
SNS上での調査とフォーム調査の結果が対照的で、支援を強化すべき対象が真逆になるという興味深い傾向が見られました。詳細に読み解くと、個別支援よりも、特定個人では負担しにくい全体への支援が求められているようです。特に、新歓や学園祭といった多くの塾生が参加する行事の拡大が望まれていることがうかがえます。
SFCを中心に活動する「湘南学祭実行委員会」「湘南自治会」について
—— SFCを中心に活動する全塾協議会所属団体の「湘南学祭実行委員会」や「湘南自治会」の認知度の結果を見てどのように思いましたか?
七夕祭や研究会新歓といった活動自体の認知度はあるものの、運営主体である「湘南学祭実行委員会」や「湘南自治会」の知名度は依然として高くないことが明らかになりました。組織自体の認知が目的ではないことを考えると、塾生を陰で支える役割は十分に果たしていると言えるのではないでしょうか。
今回の塾生代表選挙は「争点が不明確」
塾生代表選挙の世論調査では、「白票」と「投票しない」で7割弱を占めていることからもわかるように、今回の塾生代表選挙は特定の候補者を支持する人が少ない。
今回のアンケート結果全体をふまえて、山田氏は次のように述べている。
全般的に、全塾協議会をはじめとする各種福利厚生事業の継続や拡大を望む声が多いものの、塾生代表選挙の争点が不明確であり、「誰がなっても事業は継続するだろう」という考え方が塾生の間で広がっているように見受けられました。つまり、塾生の多くが「自分には影響がない」と感じているのではないかと推察されます。
このように「争点が不明確」であることから、選挙への関心が下がっていると推測されるなか、塾生代表選挙が成立するために必要な有権者の10%の投票が達成されるかどうか注目される。塾生の意見の反映のためには、積極的な投票が望まれる。
塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙の投票は19日(火)まで
塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙の投票は19日(火)までだ。
【選挙特集 第1弾】では、今回の塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙について制度から解説を行った。投票前にぜひ確認してほしい。
なお、塾生代表選挙・塾生議会補欠選挙の投票はK-Supportのメッセージ欄に記載のURLから行うことができる。
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