早慶戦1日目　慶應、早稲田に逆転負け　明日で巻き返しなるか?

28日(土)、今年も明治神宮球場で、東京六大学野球2023秋季リーグ戦の最終カードである早慶戦1試合目が行われた。熱戦の末、慶2-3早で早稲田大学(以下、早稲田)が勝利した。

試合終了後の明治神宮球場

早慶戦で2勝した方がリーグ優勝

今日28日(土)時点での試合のリーグ結果は以下の通り。今回の早慶戦は早稲田との優勝争いとなっている。

六大学リーグの規定上、各カードではどちらかが2勝するまで試合を行うことになっている。

明日、早慶戦2試合目が行われ、慶應が勝利すれば、月曜日に決着が持ち越される。慶應は現状1位を維持しているが、早稲田が明日も早慶戦を制し2勝すれば早稲田がリーグ優勝となる。

今季もSFC CLIP編集部は昨年同様現地取材を実施し、公式X(Twitter)や公式Instagramにて試合の様子を写真付きで速報した。

スタメン発表 SFC生が半数!

慶應のスターティングメンバーは以下の通り(敬称略)。春の1日目と同様のメンバーが、順番だけ変わった形となった。

慶應の先発投手は外丸、早稲田は加藤。

得点表

得点表は以下の通り。

序盤は点数が動かない展開

序盤から、早稲田の先発加藤投手も、慶應の先発外丸投手もどちらも安定したピッチングを見せる。また、守備陣も双方奮闘し、5回裏まではお互い点を譲らない展開となった。

先発は外丸

両陣営あと一歩、点数には及ばず、序盤は両陣営とも無得点の展開が続いた。

守備で無失点に抑え、喜ぶ慶應の選手たち

5回裏 早稲田に1点を先制される

先制を許すが、懸命な守備により失点を1点に抑える

試合は硬直状態が続き、迎えた5回裏、早稲田が中盤に1点を先制し、試合が動き出した。

先頭打者の6番中村にヒットを打たれると、続く7番田村の送りバントを許した。さらに8番島川へデッドボールを浴びせてしまい、1アウト1,2塁のピンチ。続く1番尾瀬にタイムリーツーベースを許した。

その後は失点を防いだものの、この回から慶應は早稲田の1点を追う展開となった。

塁へ走る慶應の選手

8回裏では、慶應は投手を森下祐樹(総4)へ交代。

8回裏で登板した森下

9回表、慶應が初めて同点に追いつき一時逆転!

次に試合が動いたのは9回表。先頭栗林が出塁すると、代走で佐藤駿(商3)に交代。続く宮崎も出塁し、ノーアウト1,2塁とチャンスを広げる。

ここで6番代打村岡龍(商1)のバントが早稲田守備陣の悪送球を誘う。ここで代走佐藤が2塁からホームへ走り切り、慶應が同点に追いつく。

バントがきっかけとなり、同点に追いつく

チャンスは続き、7番水鳥が送りバントに成功し、1アウト2,3塁。ここで8番上田がレフトへタイムリーを放ち、1点をリード。

慶應が1点をリード

応援席からはこの日、一番大きな「若き血」の大合唱が鳴り響いた。

得点が入り、盛り上がる応援席

なおも1アウト1,3塁で引き続き慶應のチャンスが続き、盗塁にて1アウト2,3塁とするなどチャンスを広げる。

リードを広げたい場面。しかし後続は守備陣に抑えられ、1点リードで9回裏へ。

出塁する慶應の選手

9回裏 1点リードから再逆転されサヨナラ負けに

迎える9回裏。慶應は投手を谷村然(環4)へ交代。

9回裏に登板した谷村

早稲田の先頭7番田村、続く8番島川にそれぞれヒットを打たれ、さらに9番代打茅野に四球を見極められてノーアウト満塁の大ピンチに。

最後まで懸命な守備を続けた

1番尾瀬の右タイムリーで田村が帰還、同点に追いつかれ、なおもノーアウト満塁。
さらに続く2番小澤にも右タイムリーを浴び、サヨナラ負け。慶應は宿敵早稲田に優勝の王手を与える悔しい結果となった。

試合終了直後、喜ぶ早稲田の選手たち

当日券も販売中!体育システムの予約も忘れずに

今日の応援席の様子

明日行われる早慶戦2試合目のチケットが現在販売中だ。内野席は指定席となっており、当日14時までチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売されている。

前売りチケットは販売枚数が上限に達すると販売終了となるので、内野席で応援したい場合は早めに購入しよう。

体育2,3を受講中の学生は体育システムの「早慶戦応援」に参加することができる。予約の方法など、詳しくはこちらをチェックして、29日(日)の早慶戦に備えよう!

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