9月から開幕した「東京六大学野球2023秋季リーグ戦 」。慶應対、明治大学(以下、明大)戦が14日(土)-15日(日)に行われると、慶應が1勝、続く日曜日は1敗で16日(月)に勝敗がもつれ込んだ。慶明戦最終日となった16日(月)は、1回裏から義塾打線が4点を先制し、慶5-0明の勝利を飾った。本記事では明日の早慶戦に向けて、見どころや当日のパレードの動向について解説する。

【2023/10/28更新: 順位を訂正させていただきました】

秋の早慶戦で優勝が見えてきた 秋の早慶戦で優勝が見えてきた

六大学野球リーグで最終戦にあたる早慶戦

六大学野球のリーグ戦は6校総当たりで、同じ対戦を、どちらかのチームが「2勝」するまで行われる。早慶戦はリーグ最終戦となり、勝敗を分けるだけでなく六大学の優勝を左右する試合となっている。

現在のリーグ順位 義塾が単独首位に

16日(月)の慶明戦を制したことで、義塾、早稲田大学(以下、早大)、明大の三つ巴の優勝争いから、義塾が単独首位に躍り出た。とはいえ、1-3位の順位はこの後の早慶戦に委ねられている。

このまま早慶戦を勝ち切ることができれば、義塾は2年ぶりとなる悲願の優勝が見えてくる。現在の六大学野球の順位は以下の通り。

学校名 試合 勝点 勝率
慶大 11 8 2 1 4 .800
明大 13 9 4 0 4 .692
早大 9 7 2 0 3 .778
法大 14 6 7 1 2 .462
東大 10 2 8 0 1 .200
立大 11 1 10 0 0 .091

義塾優勝を祝うパレードや祝賀会は当日実施されない方向へ

コロナ禍で優勝祝賀会がオンライン配信された2021年秋以来、義塾は優勝から遠のいている。また2021年当時は感染症拡大防止の観点から、コロナ前に通例とされていた明治神宮野球場から六本木交差点を通って三田キャンパスまで約2時間かけて練り歩く優勝パレードは行われず、優勝祝賀会のみとされ、オンラインで配信された。

2019年のパレードの様子 2019年のパレードの様子

以前、SFC CLIPの取材に「優勝して三田に天皇杯を持っていってパレードを絶対したい」と答えてくれた小川尚人選手(環4)だったが、26日(木)、義塾は閉会式当日に行われる予定だった明治神宮球場から三田山上への優勝パレードと、三田山上における優勝祝賀会を今季については後日に実施すると発表した。

優勝パレードと祝賀会が当日行われなくなってしまったことは残念だが、同日午後に体育会野球部には朗報も舞い込んだ。春の早慶戦にもスタメン出場していた廣瀬隆太選手(商4)が福岡ソフトバンクホークスにドラフトで3位指名を受けた。秋の早慶戦でも、廣瀬選手を始めとした選手陣がどんな試合を見せてくれるのか、期待がより一層高まる。

4年生にとっては引退前最後の試合!

来る28日(土)、29日(日)はいよいよ秋の早慶戦。体育応援などはこちらをチェックして、ぜひ楽しんで早慶戦を応援してきてほしい。

応援席からの景色(2023年春) 応援席からの景色(2023年春)

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