体育会野球部員インタビュー第1弾! 注目の1年生投手、竹内丈選手(環1)
今年春の早慶戦に出場し、注目が集まっている1年生投手、竹内丈選手(環1)に取材を行い、早慶戦のときの心境や大学生活、将来の展望について伺った。先輩から「しっかり者」と称される彼だが、取材からもその堅実さがうかがえた。
初めての早慶戦は「感慨深い」
—— まず、春の早慶戦を終えた率直な感想を教えてください!
早慶戦はこれまでテレビなどで観客側として見ていた試合だったので、そのような試合に選手として自分が出ているのは感慨深いというか、不思議な感覚でした。
早慶戦2回戦でリーグ戦初出場!
竹内選手のリーグ戦初出場は今年春の早慶戦2回戦だった。義塾が早稲田に大きく点差を離すなか迎えた9回表を、1年生ながら任され、無失点で試合を締めた。そのときの心境について竹内選手に伺った。
【9回表 試合終了】
— SFC CLIP (@sfcclip) May 28, 2023
早稲田の攻撃。
義塾、ピッチャー竹内に交代。
三者凡退に抑え、試合終了。
W1-15Kで義塾の勝利。
終始義塾のペースで歴史に残るワンサイドゲーム!
早慶戦の決着は明日へ持ち越しに#早慶戦 #慶早戦 #試合速報 #東京六大学野球 pic.twitter.com/aDXxJ5WyaC
「緊張もあったが、普段通りを意識」
—— 早慶戦2回戦の9回表で出場するとわかったときの心境を教えてください!
もちろん、試合に出るつもりでメンバーに入っていたので、メンバーに選ばれたときからどんな場面でも投げる準備はできていました。たまたま出るタイミングが早慶戦の9回表だっただけで、普段通り3人のバッターをアウトにするだけという気持ちで投げていました。
早慶戦だからといって気負いすぎると、いつもしているようなプレーができないと思ったので、普段通りを意識しましたね。
—— いざマウンドに立ったときの心境はどうでしたか?
もちろん3万人くらい観客がいて、緊張は多少あったんですけど、野球はもう十数年やってきていて、マウンドで求められていることはだいたいわかっているので、求められていることだけをやろうという気持ちでした。自分が求められている以上のことはやらなくていいと割り切っていました。
—— その緊張というのは、やはり早慶戦特有のものがありますか?
慶應側で応援してくださった方ならわかると思うのですが、早稲田の応援がすごくまとまってひとつになっているように聞こえて、慶應のベンチに全部届いてくるんです。マウンドに上がっても、早稲田の応援がすごくよく聞こえて、全員が敵なのではないかという感覚になるのが早慶戦特有ですね。
—— 履修されているマレー・インドネシア語(以下、マイ語)のプレゼンと早慶戦ではどちらが緊張しましたか?
個人的にはマイ語のプレゼンの方が緊張しました(笑)。
マイ語のプレゼンは正直自分でも何を言っているのかわからないし、先生からどんな質問をされるのかもわからない。求められていることもやらなければならないことも何もわからない状況だから、マイ語のプレゼンの方が緊張しましたね(笑)。
周囲からのありがたい反響
—— 早慶戦に出場して、周囲からの反響はどうでしたか?
早慶戦はテレビ中継やインターネットでの配信もあったので、高校の先生や小学校の同級生から連絡が来て、すごくありがたいなと思いました。
体育会野球部1年生の大学生活に迫る!
とある平日のスケジュール
4:30 | 起床 |
---|---|
5:00~7:30 | 練習 |
移動 | |
9:25~14:45 | SFCで講義を受ける |
移動 | |
16:30~18:00 | 自主練習 |
21:30 | 就寝 |
練習は日吉駅近くの下田グラウンドで行っているという。早朝から練習し、授業が始まる時間に合わせて練習を終え、授業を終えると再びグラウンドへ戻り、自主練習をするそうだ。休日は、半日または終日練習することが多いという。
勉強との両立が大変だった高校時代
—— 勉強との両立は大変ですか?
どちらかというと高校生のころの方が勉強との両立が大変でした。高校のときは「特別進学クラス」にいて、野球だけでなく勉強も頑張らなければならない環境だったのが大変でしたね。
—— 高校生のころの特に大変だったエピソードを教えてください!
定期試験が難しく、対策をしなければならないので、試験の1週間前から試験が終わるまでの間の2週間も野球ができなかったんです。その2週間のブランクがあると、試験後に再び練習に慣れるのが大変でした。
将来は「少しでもチームの戦力に」
—— 秋の東京六大学野球に向けての意気込みをどうぞ!
秋はもっと多くの試合で登板して、少しでもチームの戦力になりたいと思っています!
—— 3年後、4年生になったときにどのような選手になっていたいですか?
3年後、自分がどうなっているかはまったくわからないし、もしかしたらけがをしてしまって、野球やっていないかもしれない。だから、けがなく4年生を迎え、中心選手として東京六大学野球を盛り上げたいです。
—— 最後に、尊敬する先輩について教えてください!
尊敬する先輩は外丸さんと森下さんです。
外丸さんは1年生の春から投げていて、見習わないといけない部分がたくさんあります。
森下さんは、自分が早慶戦で投げる前に「ジャンプを3回したら気持ちが楽になるぞ」と声をかけてくれて、そのおかげで楽な気持ちで投げられました。
—— ありがとうございました!
第2弾、第3弾も乞うご期待
SFC CLIP編集部では、体育会野球部員へのインタビュー取材を3件行った。残る2件も近日配信予定!
第2弾:外丸東眞選手インタビュー
第3弾:小川尚人選手と森下祐樹選手の対談インタビュー
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