本シリーズでは、2024年秋学期SFC開講科目のうち、新科目・復活した科目を取り上げる。今回はそのうち、基盤科目について解説する。

新科目・復活した科目の基準

以下の条件を全て満たす科目を同一の科目とする。

  • 科目名が同一であること
  • 使用する言語が同一であること(GIGA科目であるかどうか)
  • 担当教員が同一であること(言語コミュニケーション科目を除く)(同一の教員が含まれていれば、他の担当教員に変更があったとしても同一の科目とみなす)
  • 分野が同一であること

2024年秋学期SFC開講科目のうち、2023年秋学期あるいは2024年春学期に同一の科目が存在しなかった科目を新科目・復活した科目とする。また、シラバス検索システムに2019年以前の科目が掲載されていないため、2019年以前に開講されていた科目が復活した場合でも新科目とする。

以上の基準をもとに、基盤科目-総合講座科目から解説する。

基盤科目-総合講座科目

秋学期に開講されている総合講座科目は例年「総合政策学 【学期前半】(GIGA/GG/GI)」「環境情報学 【学期前半】(GIGA/GG/GI)」であり、今年度もこの2科目のみが開講されているため、新科目・復活した科目はない。

基盤科目-言語コミュニケーション科目

プロジェクト英語

「プロジェクト英語C(GIGA/GG/GI)」において、石渕理恵子専任講師が新規担当教員になる。2024年春からの新任教員であり、専門分野は英国ルネサンス期(15~17世紀頃)の文学・文化となる。授業では英語劇を通してプレゼンテーション能力の向上を目指すほか、非言語コミュニケーションについても学ぶ予定だ。

プロジェクト英語以外の言語科目

以下が新科目・復活した科目となる。

科目名 担当教員名(敬称略) 備考
フランス語スキル (フランス語を読む) 宮代 康丈 新科目
朝鮮語スキル (発音) 金 南听 新科目
朝鮮語スキル (作文) 徐 銀永 新科目
朝鮮語スキル (読解) 柳町 功 復活科目(最終開講:2023年春学期)
第二言語としての日本語教育 /日本語コンテンツ 杉原 由美 復活科目(最終開講:2021年春学期)
ドイツ語海外研修A 藁谷 郁美 新科目(ドイツ語海外研Bは2024年春学期に開講されている)
中国語海外研修A 宮本 大輔 新科目(中国語海外研Bは2024年春学期に開講されている)

「フランス語スキル (フランス語を読む)」ではフランス語インテンシブ4の修了レベルに到達した学生を対象として、フランス語の正確な読解力の向上を目指す。各種の単語や表現、構文について深く理解することで自身のフランス語能力の向上につながるだろう。

「朝鮮語スキル (発音)」「朝鮮語スキル (作文)」では、それぞれ中級レベルの韓国語学習者を対象として、発音の正確な理解あるいは身近な話題を話せるようにすることを目標にしている。

基盤科目-データサイエンス科目-データサイエンス1

以下が新科目・復活した科目となる。

科目名 担当教員名(敬称略) 備考
確率 [DS1] 巴山 竜来 新科目
確率 [DS1] (GIGA/GG/GI) 三好 啓也 復活科目(最終開講:2023年春学期)
統計基礎 [DS1] (GIGA/GG/GI) 竹内 円雅 復活科目(最終開講:2023年春学期)

今学期の「確率 [DS1]」は巴山竜来准教授が担当する。2024年春からの新任教員であり、専門分野は数学(特に複素数上の幾何学)となる。シラバス改訂により2024年度の確率には新旧2つのシラバスがあるが、この科目では大学教養レベルの確率を学ぶ。

基盤科目-データサイエンス科目-データサイエンス2

以下が新科目・復活した科目となる。

科目名 担当教員名(敬称略) 備考
CGと数学 [DS2] 巴山 竜来 新科目
国際社会のデータサイエンス [DS2] 中室 牧子 復活科目(最終開講:2022年春学期)
スポーツのデータサイエンス [DS2] 木下 倖一 新科目(他教員による開講履歴あり)
統計解析 [DS2] (GIGA/GG/GI) トレース, ジョナサン W 復活科目(最終開講:2023年春学期)
ベイズ統計 [DS2] 岡本 憲曉 新科目(他教員による開講履歴あり)

「確率 [DS1]」を担当している巴山竜来准教授は「CGと数学 [DS2]」も担当する。巴山竜来准教授はコンピュータを介したデザイン・アート領域での数学の応用にも取り組んでおり、この科目ではCGと数学について一方的な視点ではなくそのつながりを両面から学ぶ。また、受講者はCGプログラミングの中級者を想定している。

今学期の「スポーツのデータサイエンス [DS2]」は木下倖一非常勤講師が担当する。この秋からの非常勤講師であり、ラグビーチームである浦安D-Rocksのスタッフとしてヘッドオブアナリシスを担当している。この科目では実際のスポーツデータを題材に、基本的な統計学と機械学習を学習し、R言語を用いた演習を通して実践的な分析力を身につけることを目指す。

今学期の「ベイズ統計 [DS2]」ではPythonを使用する(前学期に開講されたベイズ統計ではRを使用していた)。この科目では演習を通じてベイズ推論と適切な解釈が行えるようになることを目指す。

基盤科目-情報技術基礎科目

情報基礎1・2

情報基礎2における新規担当教員は以下の通りとなる。

  • 小崎 信明(春学期に情報基礎1を担当)
  • 黄 文浩(新規担当教員)
  • 浜中 智己(春学期に情報基礎1を担当)
  • 山本 穂奈美(春学期に情報基礎1を担当)

その他情報技術基礎科目

今学期の新科目・復活した科目はない。

基盤科目-ウェルネス科目

体育2~5

体育2~5における新科目・復活した科目は以下の通りとなる。

科目名 担当教員名(敬称略) 備考
体育2~5 (心を測る) 綾瀬 泉 新科目
体育2~5 (柔道) 谷本 歩実 新科目
体育2~5 (フェンシング) 千田 健太 新科目(他教員による開講履歴あり)

綾瀬泉さんは「体育2~5 (日本の踊り)」を毎秋開講しており、2023年度日本基礎心理学会第42回大会で優秀発表賞を受賞している。谷本歩実さんは2004年と2008年の夏季オリンピックで道女子63kg級において金メダルを獲得しており、国際柔道連盟(IJF)の柔道殿堂入りとなっている。千田健太さんは2012年の夏季オリンピックでフェンシング男子フルーレ団体において銀メダルを獲得している。いずれも素晴らしい経歴の持ち主といえるだろう。

基盤科目-共通科目

以下が新科目・復活した科目となる。

科目名 担当教員名(敬称略) 備考
Webデザインとマネジメント 武田 圭史 復活科目(昨年はGIGA科目として開講)
科学史 内藤 泰宏 復活科目(最終開講:2022年春学期)
現代アート概論 田尾 圭一郎 新科目(他教員による開講履歴あり)
生活者の社会参加 【学期前半】 山田 貴子 新科目(他教員による開講履歴あり)
世界史のなかの日本 (GIGA/GG/GI) 清水 唯一朗 復活科目(最終開講:2022年秋学期)
対人コミュニケーション実践 佐々木 良枝 復活科目(最終開講:2023年春学期)
認知学習論 今井 むつみ 復活科目(最終開講:2023年春学期)
ネットワークアーキテクチャ 【学期前半】(GIGA/GG/GI) 植原 啓介 復活科目(昨年は日本語科目として開講)
パターンランゲージ (GIGA/GG/GI) 井庭 崇 復活科目(先学期は日本語科目として開講)
フィールドワーク法 加藤 文俊 復活科目(最終開講:2023年春学期)
モノ創り実験工房 (GIGA/GG/GI) 神成 淳司・高汐 一紀・大前 学 復活科目(先学期は日本語科目として開講)

今学期の「現代アート概論」は田尾圭一郎特別招聘准教授が担当する。2024年春からの特別招聘准教授であり、美術出版社「美術手帖」に所属していた経歴を持つ。この科目では現在進行形で変容し複雑化し続けている現代アートについて、その概観および背景となる社会性や時代性を学ぶ。過去に開講された現代アート概論とは異なり、講義中心の授業形態となる。

今学期の「生活者の社会参加 【学期前半】」は山田貴子専任講師が担当する。2024年春からの新任教員であり、専門分野はフィリピンや日本の逆境の中にあるこども若者たちのセーフティネット構築となる。この科目では自分自身の暮らしと社会とのつながりに向き合い、社会参加の仕組みづくりについて考え実践することで共創型の社会変革について学ぶ。

次回は先端科目編

シリーズ第2弾では、先端科目の新科目・復活した科目を紹介する。お楽しみに!

関連記事

関連ページ