1日(日)、東京六大学野球2025春季リーグ戦の早慶戦第2戦が明治神宮球場にて行われた。接戦となったが、慶應は5-6で敗北した。

試合終了直後、グラウンドの様子 試合終了直後、グラウンドの様子

SFC CLIP編集部は現地取材を実施し、X(旧:Twitter)Instagramにて試合の様子を写真付きで速報した。

始球式

慶應義塾大学体育会野球部(以下、野球部)は社会貢献活動の一環として認定NPO法人Being ALIVE JapanのTEAMMATES活動に参画している。

このTEAMMATES活動は長期療養を必要とする子どもをチームに迎え入れ、仲間として共に青春を分かち合い、治療のモチベーションにしてもらうことを目的としている。

この活動で野球部は10歳の大野晴人くんをチームに迎え入れ、始球式を行った。

始球式を終えた大野晴人くんとハイタッチをする部員達 始球式を終えた大野晴人くんとハイタッチをする部員達

スタメン発表 9人中4人がSFC生!

慶應のスターティングメンバーは以下のとおり(敬称略)。

打順 選手 学部
1 今津 慶介 総3
2 小原 大和 環3
3 常松 広太郎 法4
4 中塚 遥翔 環2
5 今泉 将 商4
6 𠮷田 雄亮 商3
7 林 純司 環2
8 吉開 鉄朗 商3
9 沖村 要 商3

慶應の先発投手、沖村要 慶應の先発投手、沖村要

慶應の先発投手は沖村、早稲田は宮城。
宮城は4日現在、投手の個人成績ランキングで3位につけている。

得点表

得点表は以下のとおり。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
慶應 0 0 1 2 0 0 2 0 0 5
早稲田 1 0 4 0 0 0 0 1 × 6

出だしは一進一退

1回表、早稲田の先発 宮城を相手に、2番小原大和(環3)がヒットで出塁するも続く打席でダブルプレーとなり無得点。

その裏、慶應の先発 沖村は1番尾瀬にライトへのツーベースヒットを浴び、2番渋谷の送りバントで1アウト3塁のピンチを招くと、3番小澤の打席で慶應側のエラーにより早稲田が先制する。
初回に先制を許す慶應 初回に先制を許す慶應
その後は8番吉開鉄朗(商3)が盗塁を刺し、三振で3アウト交代。最小失点で切り抜けた。

2回表。反撃したい慶應だが、4番中塚遥翔(環2)の初球、力強い打球は惜しくもファールとなりその後三振を喫する。続く5番今泉将(商4)は内野フライ、6番𠮷田雄亮(商3)も三振に倒れ三者凡退となる。

対して早稲田は2回裏、6番田村がセンターへのツーベースヒット、7番石郷岡の打席で慶應側のエラーにより、1アウト2塁3塁のピンチを招く。
8番吉田(瑞)の打席で、ダブルプレーを狙ったものの、当初の判定はセーフ。しかし、ビデオ検証の結果アウトとなりピンチを凌いだ。
ピンチを切り抜ける沖村、無失点に抑える慶應 ピンチを切り抜ける沖村、無失点に抑える慶應

前の回の守備でいい流れを掴んだ3回、8番吉開がレフトへフェンス直撃の強打で出塁すると、9番沖村がレフト前へのタイムリーヒットで同点。自分自身を援護する結果となった。
タイムリーヒットを打った沖村はガッツポーズ タイムリーヒットを打った沖村はガッツポーズ

3回裏、満塁ホームランを浴びる

同点に追いついた慶應は、裏も早稲田を抑えて流れに乗りたいところ。幸先よく早稲田の宮城をゴロに打ち取るも、ヒットやフォアボールなどで2アウト満塁の場面を招く。そして迎えた5番の前田がバックスクリーンに飛び込む満塁ホームランを放ち、一挙4得点で慶應を突き放す。
一気に4得点を挙げた早稲田 一気に4得点を挙げた早稲田

4回表、慶應反撃の狼煙をあげる

なんとか追いつきたい慶應は、4番中塚・5番今泉が相次いでヒットを放ちチャンスを引き寄せる。1アウト1塁3塁の場面、7番林純司(環2)がタイムリーを放ち、1点を返す。

なおも2アウト1塁2塁でチャンスの場面、代打森村輝(総4)がタイムリーを放ち早稲田との点差を2点にする。後続がフォアボールで出塁し、2アウト満塁の場面を作り出すも、流れに乗れず、反撃はここで止まった。

慶應は盛り返し、2点を返す 慶應は盛り返し、2点を返す

我慢くらべの投手戦(4裏~6裏)

4回裏、慶應のピッチャーは渡辺和大(商3)に交代。
7番石郷岡、8番吉田、をテンポよく打ち取る。9番宮城に四球で出塁を許すも1番尾瀬をショートゴロで打ち取り3アウト。

渡辺が投球 渡辺が投球

対する早稲田は宮城が続投。前の回では得点できたもののこの回は3番常松ショートフライ、4番中塚、5番今泉と三振に倒れ無得点。

5回、6回も渡辺と宮城の両投手が打線を抑え込む。

試合が動いた7回表

2点差を追う慶應。1番今津が四球で出塁し、3番常松がレフトヒット。続く4番中塚がセンター方向へツーベースを放ち、ついに同点に追いついた。
中塚のタイムリーで2点を返し同点に 中塚のタイムリーで2点を返し同点に
早稲田はここでピッチャーを田和に交代。5番今泉を三振に抑え、追加点を許さなかった。

粘りの展開、均衡崩れる8回裏

7回裏、同点に追いついた慶應は4回裏から登板している渡辺(和)が引き続きマウンドに。1番尾瀬、2番渋谷をショートゴロで打ち取ると3番小澤から三振を奪い、上位打線をテンポ良く打ち取る。

続く8回表、対する早稲田も慶應打線を抑え込む。
6番横地はライトフライ、7番林はショートフライに倒れ、8番吉開がセンターにヒットを放ち出塁するも9番上田太陽(商3)が三振に抑えられる。

試合が動いたのは8回裏。慶應の投手渡辺(和)は、5番前田(健)にレフトへのツーベースヒットを打たれると、続く6番田村に四球を与える。
7番石郷岡の打席で代走山口が盗塁で3塁へ行ったところを刺すも、エラーでホームへの生還を許し1点を失った。
痛恨の失点 痛恨の失点

執念の反撃、9回表の攻防

1点を返さなければならない慶應は1番からの好打順。1番今津が四球で出塁すると、代走の丸田湊斗(法2)が盗塁を成功させる。代打坪田大郎(商4)の一ゴロの間に3塁へ進塁すると、4番中塚には申告敬遠、こちらにも福井直睦(商2)が代走に入る。

ここで早稲田ベンチが動き、ピッチャーは伊藤樹に交代。慶應側も吉野を代打に出すと、死球を受けて2アウト満塁に。

あと一本出れば同点の場面だったが、6番横地がフライに倒れ試合終了となった。

一塁手がフライを捕球し試合終了 一塁手がフライを捕球し試合終了

慶應は5位 早稲田は優勝

2025年春季リーグの結果は以下のとおり。

順位 学校名 試合 勝点 勝率
1 早大 13 9 4 0 4 .692
2 明大 14 9 4 1 4 .692
3 立大 13 8 5 0 3 .615
4 法大 14 6 7 1 2 .462
5 慶大 14 5 7 2 2 .417
6 東大 10 0 10 0 0 .000

慶應は5位で東京六大学野球2025春季リーグ戦を終えた。
一方、4日の優勝決定戦に進むこととなった早稲田は明治との接戦を6-5で制し、3連覇を達成した。

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